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『吐瀉物』
『孤独』

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いつまでも過去にすがる僕は、滑稽で愚かで憐れで、醜い最低な生き物の塵屑。

何よりも守りたかった。
何よりも大切だった。
何よりも守り抜かなければいけなかった。

それなのに...

そんな後悔に縛られて動けずにいるのは、其れが罰だからか...

償いようが無い、たくさんの罪を、過ちを、どう受け止めてたんだろう...

誰よりも孤独を願って、でも、誰よりも孤独を恐れてた...

誰よりも愛を恐れて、でも、誰よりも愛を求めてた...

愛の無い孤独が、淋しくて虚しいものだと気付きたく無かったのに...



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