二十五章
最後の大戦(7)
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「桃香お姉ちゃんの剣まで召喚された何て、鈴々もとても驚いたのだ!」
『私もだよ!まさか私の剣が召喚される何て驚きだよー!』
隙を見た綾那と歌夜達は、左右に豪槍が繰り出される度に鬼は紙切れのように切断されていく。ホラー映画のようになっていた・・・・と現代人ならばそう感想を言うだろうが、今は弱らせてから俺達の一撃を加えるだけだ。
軽い槍を繰り出しながら、綾那は飛ぶようにして地面を駆けて行く。その背後から歌夜の気合いが聞こえてくるが、追いすがって来る鬼達を振り向きながら斬り捨てていく。
「前方に鬼の集団を確認した!烏に雀と梅よ、味方に当たらないよう注意しながら援護射撃だ!」
「簡単に言うけど、今の雀達ならば簡単に撃てるんだよー!今持っている鉄砲は、今まで使っていた物じゃないんだから!」
「・・・・・」
「そうだねー。お兄ちゃんが早めに銃を貸してくれたお陰だね!」
「・・・・(コクッ)」
綾那と歌夜達が必死になって、鬼らの数を駆逐しながら動く。そしていよいよ俺達の出番となったので、信号弾と共にヴァーリと曹操の準備が完了した。
「行くぞ!聖剣と聖槍とのコラボレーションだ!」
「巨大鬼よ、これより滅殺してくれるわ!」
そう言いながらヴァーリと曹操が持つ剣と槍が融合を果たしてから、一本の剣と化した。それを持つヴァーリと曹操は、片方の手で持ちながら今まで半減してきたのをこの剣に譲渡した。
『Dividen Transfer!』
「俺が今まで巨大鬼の力を半分にし、半分にした力を自分のものにする事が出来る為、常に最大レベルの力を維持可能。余剰な力は翼から排出するが、今は排出されないでこの剣に吸収され続けるのみ!」
「俺達黒神眷属は、創造神黒鐵様を中心とした眷属であり、本能寺本堂で戦っている一真の力を感じる。これが俺達の力だ!」
巨大鬼の頭から、剣を入れての一刀両断。斬り下ろしながらと同時に覇輝の力が浄化の力となり発動した事で、創造神黒鐵の意志により無実なる者の命を黄泉路に送る白い光を見た。
巨大鬼が消滅と共に、周辺にいた鬼共も消滅していくので黒神眷属は本堂を消火後に代表者数名だけで本能寺本堂に入った。夜闇の帳の降りた本堂内は、薄暗いはずなのに、目の前にはめらめらと炎が立ち上がり徐々に崩れ始めていた。
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