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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
二十五章
最後の大戦(7)
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かけて恩返しをしたい」

一葉と幽は、話しながらであったが一閃一閃斬り捨てながら楽しく話していた。俺と曹操は上空にて、待機しているが巨大鬼を攻撃しているのは黒鮫隊とIS部隊だ。周辺にいる鬼はそれぞれの衆にお任せ状態となった。

「・・・・だから幽よ」

「はっ」

「・・・・幕府の事何ぞ、この戦いが終われば余らは脱出するだろう。だから存分に楽しもうではないか」

「やれやれ・・・・長々と何を仰るのかと思えば。人の半生をよくもまぁ、そんなに気軽に否定なされるものです」

「じゃが幽も楽しいのであろう?」

「・・・・そ、そんな事ないんだからね!」

何かツンデレのように聞こえたので、一葉は質問をしたらツンデレをしたとの事。ツンデレは華琳と美空だけで充分だと、一真も思うだろうよ。ツンデレについては置いておくが、好きな性格だと言う者にとっては好きな相手を一発で落とせる態度。

そしたら我が友である幽と我が君である一葉は、背中を任してお家流を放とうと準備していたのだったが俺達は前回行っているので愛紗達もいよいよかと待っていた。

「友共よ!これより鬼に一撃を加える!須弥山の周りに四大州。その周りに九山八海。その上は色界、下は風輪までを一世界として、千で小千世界、その千で中千世界、更に千で大千世界。全てを称して三千大千世界、通称・三千世界と言う。余の知る所の刀剣よ。余の知らぬ所の秋水(しゅうすい)よ。存在しながら実在せぬ、幻の如き宝刀よ。今、その存在を星天の下に顕現させ、余と余の仲間の為、存分に働いてみせい」

そう言うと召喚してきたのは、現在愛紗達が持っている剣や槍に鎌が出て来た事で流石の一葉でも驚いた。そして戦っている奥方衆魏呉蜀も、それを見たが手に持っているのであれは当時持っていた武器であると確信したのだった。

「おやおや・・・・存在しながら実在せぬ刀であるのに、これは奥方衆魏呉蜀の王や家臣が持っていた物が来たのか。まあそこで戦っている雪蓮様も驚いている様子じゃがな、今は余が命じる。青龍偃月刀よ。南海覇王よ、絶よ、靖王伝家よ。方天画戟よ。仲間が倒すべく隙を見つける為にも、助力を頼む。見よや鬼共!主様を想う、余らの力を!三千世界!」

一葉の放った刀達は、現在ここにいる愛紗達が持っている得物だった。その得物がまるで鬼共を弱らせるために薙ぎ払うようにしていくが、その得物を持つ所有者達は何故ここで召喚されたのだろう?と疑問で一杯だった。

「愛紗、あれを見て!?私達の得物が、一葉のお家流によって召喚されたわ!」

「本当だ。確か三千世界と言ったが、私らが持っているこの槍が召喚されるとは」

「恐らくだけど、本来だったら召喚されるようにしてあったんじゃないの?それより今は周辺にいる鬼を蹂躙するわよ!」

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