二十五章
最後の大戦(7)
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てー」
「・・・・(コクッ)」
「了解した!狙撃班、デカブツの眉間を狙い撃て!」
烏と黒鮫隊狙撃班により、デカブツの眉間を狙撃した。
「どうだー!見たか、お姉ちゃんと黒鮫隊のお兄ちゃん達の腕前をーっ!」
そう叫んだが、やはり効果は無しだった。
「あーん!やっぱりダメだったー!」
「・・・・(ショボンッ)」
「諦めるな!銃器を持つ者は、撃って撃って撃ちまくれ!剣や槍を持っている夜叉達は、犠牲などなっていないが神聖な力は時限式となっている」
銃器を持つ黒鮫隊と八咫烏隊が持つ銃は、黒鮫隊から貸し与えた銃なので無限に近い弾薬がある。黒鮫隊の指揮を受けて、一真隊と八咫烏隊との連携でフルオートで撃ちまくった。ここには神仏もいるが、デカブツを倒せる者はヴァーリチームと英雄チームにいる者らだけだと知らない一真隊主要武将達。
「槍でも鉄砲でも、神様の力でもダメなの・・・・あの鬼さんを倒すのは不可能なの?」
「世に不可能何て事、ありませんわ!命がいくつもあると言うのなら、その命、全て刈り尽くすのみ!」
「へっ、珍しく意見が一致したなぁ、ちょろぎよぉ!」
「ふんっ!ちんくしゃ如きと同じとは片腹痛いですけれど、今は良しとしてあげますわ!」
「言うようになったのう、ガキに小娘!」
「本来なら一真からの説教を受けるが、利害が一致したのなら一真も許すだろうよ。殺んぞぉ、梅ぇ!」
「やりますわよ小夜叉!」
「余らも続くぞ!・・・・こうなれば総力戦じゃ!」
「ここが切所ですな」
皆の力を合わせてと言うが、地中から空から次から次へと出てくるがそれに関しては大江戸チームの出番でもあった。黒神眷属にとっては、このくらいの数でも余裕であったが、一真隊主要武将と八咫烏隊は手が足りないのかピンチとなっていく。
不死身の巨大鬼と中小様々な鬼達だが、戦況は圧倒的に有利と見た雫であった。浅井衆も夜叉となったので、本来なら残り五百だが夜叉となった身は神聖な力により無傷となっていた。
「浅井衆も夜叉になったのか、無傷の状態というのは初めて見るかも」
「本来なら沢山の仲間が死んじゃったけど、まだ私達には光がある限り戦い続けるよまこっちゃん!」
「その通りだぜ!俺らは夜叉となった身だが、この命は浅井衆として守護する為でもあるからな!野郎共、鬼ども全殺しだー!」
『応!』
詩乃と雫は、本来だと軍師の知恵など役に立たないと思っているが夜叉となった足軽達に疲労を一切見せない黒神眷属。そして奥方衆も疲労など一切無しで、次々に出てくる鬼を抹殺していく。ただしヴァーリと曹操は力を温存する為、見ているだけしか出来ない状態でいたのだった。
「なあヴァーリ」
「何
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