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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico34別れ〜John Doe〜
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イトちゃんはバリアジャケットをブレイズフォームへと換装させての直接斬撃ジェットザンバーで攻める。

「リョート! お2人を援護!」

なのはちゃんとフェイトちゃんの攻撃に合わせてクリオネ型の氷精霊リョートも冷気の息吹を吹き掛け続ける。

「ラウンドガーダー・エクステンド!」

ユーノ君直伝の治癒効果を有した結界魔法を発動。魔法陣内に居る対象のフィジカルや魔力、防護服の回復を行う。回復してる中、アリサちゃん達に「私たち、一体どうなっていたの?」って訊いてみた。

「あたしとルミナとセレスは、はやてやヴィータ、ベッキーの精霊がジョンやあんた達を庇いながらあの天使みたいな奴とガチンコで戦ってたところに乱入したわけだけど・・・。それ以前の事は2人に訊いた方が良いわ」

アリサちゃん達がはやてちゃんとベッキーちゃんを見る。特にダメージが酷いのはベッキーちゃん。吐いた血を拭った跡が口に付いてる。そう言えばヴィータちゃんとケリオン君の姿が見当たらない。それについても聞かなきゃ。

「ジリェーゾの爪が神器の書に当たった瞬間、真っ白な魔力爆発があったやんか・・・」

「うん。それは憶えてる。その後、私となのはちゃんとフェイトちゃんは真っ白に染まったままの世界に居て、そこではやてちゃんとヴィータちゃんとベッキーちゃんを捜してたんだけど・・・」

「いいえ。すずかさん達は実際のところその場で意識不明に陥ったのです。どれほど呼びかけても反応が無かったのですよ」

「意識が飛んでた・・・?(ということは、さっきまでのは全部夢の中の出来事になるの・・・?)」

それにしたってあの白の世界での出来事は鮮明に憶えてるし、なのはちゃんとフェイトちゃんの手を握った感覚だって今もしっかりと残ってる。

「ハート2はすずかちゃん達を無力化した後、えっと、ケリオン君を捕まえようとしたから、わたしとヴィータとベッキー先輩とで仕掛けたんやけど・・・。あんな天使みたいな姿になってしもうてな。そんですずかちゃんの結界や精霊の水膜も一瞬で砕かれたんよ」

「まぁ、そのおかげであたし達ははやて達と合流できたんだけどね。ジョ――じゃなくてケリオンやすずか達を守るために参戦したんだけど、これがまた強すぎんのよ」

「ですからジリェーゾとヴィータさんを護衛として付かせ、標的のケリオンさんを避難させました。ルシルさんとシュヴァリエルの戦闘区域の反対側ですから、ルシルさんが勝てば逃げ切れるはずです」

「(だからベッキーちゃん、血を・・・)ありがとう、ベッキーちゃん」

そしてここには居ないヴィータちゃんにも感謝を。

「いいえ。これは特戦班の一員としての私の意地ですから」

ベッキーちゃんは精霊を同時に召喚、使役は出来ないっていう話だった。巫女とし
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