暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico34別れ〜John Doe〜
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それでも必死にケリオン君の気配を感知しようって目を瞑って集中。
――すずか――
具体的な居場所は判らないけど、本当に何となくだけど「こっち!」から声がしたって思った。そっちに振り向いたその瞬間、白の世界全体に大きな亀裂が入った。差し込んで来るのは太陽の光のカーテン。眩しさに目を細めていると、「すずかちゃん、フェイトちゃん!」そう私とフェイトちゃんを呼ぶなのはちゃんの声が耳に届いた。
「見える! 2人の姿が見えるよ!」
「わ、私も、なのはとすずかが見える!」
姿も見えて、声も聞こえるようになった。ようやくこの白い世界から解放される。視界が眩しい光に満ちて堪らず目を瞑る。その次に瞬間、「やっと起きたわね、あんた達!」耳に届いたのは、「アリサちゃん・・・?」の怒鳴り声だった。
ハッとして目を開けると、青空が真っ先に視界に入った。今の私は地面に仰向けで横になってる状態だった。さっきまで立っていたのにどうして。ううん、それよりも青空が見えるはずがない。結界展開中、外の空間とは隔絶されてるから結界内の色彩は現実とは異なる。慌てて上半身を起こして・・・現状を知った。
「アリサちゃん!?・・・はやてちゃん、ベッキーちゃん、ルミナちゃん、セレスちゃん・・・!」
視線の先、防護服をボロボロにして頭や腕から血を流す5人の姿があった。なのはちゃん達もその様子に絶句してるみたい。そして、その5人がデバイスを向けてる先には見知らぬ人が居た。見知らないと言っても一目見た瞬間、ソレが何なのか判る人もいると思う。現に私がそうだから。
「天使・・・?」
白い翼が4枚と背中から生えていて、その翼のおかげか僅かに宙に浮いていた。それに頭の上には虹色に輝く輪っかが1つ。その輪っかと翼で天使だって認識できる。実際は違うのかもしれないけど、一番しっくりくる表現が天使だった。
そして、あの天使の正体がハート2だっていうのが遅れて理解できた。ローブは脱ぎ捨てられていて、素顔も体(裸だけど、大事な部分とか無い)も露わになってた。鍛え抜かれた体は薄紫色の皮膚じゃなくて白亜色に変わっていて、皮膚っていうより石像みたいな感じ。そして右手には、虹色の光を放ってる開かれた神器の書があった。
「スノーホワイト! みんなに広域治癒魔法! アリサちゃん達、集まって!」
今はとにかくアリサちゃん達の回復だ。
「私とフェイトちゃんで時間を稼ぐよ!」
「うんっ!」
「スノーホワイト! 2人にありったけのブーストを!」
なのはちゃんとフェイトちゃんが攻勢に打って出た。そして私は、2人が全力全開で戦い易いように色々なブーストを一気に発動。斬撃や射砲撃の攻撃力、防御力、機動力などを強化されたなのはちゃんはアクセルシューターで弾幕を張って、フェ
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