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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico34別れ〜John Doe〜
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した“バルディッシュ”の柄を両手で握りしめて剣先を神器の書に向けつつ、「ジェット・・・!」振り上げる。
「ザンバァァァァァーーーーーーッッ!」
剣身を急速に伸長させながら“バルディッシュ”は振り降ろされて。剣先が神器の書に直撃する。ガキィンと甲高い音が響いて、衝撃波が数mって離れてた私たちのところにまで届いた。剣先と神器の書の設置点からすごい数の雷が周囲に拡散。
「あああああああああああああッ!!」
フェイトちゃんの叫び声が耳に届く。“バルディッシュ”の魔力刃が壊れないということは神秘が拮抗している証のはずなのに破壊できないのはなんでなんだろう・・・。
『ごめん。カートリッジの効果が切れる。攻撃を止めるよ。これ以上魔法の効果を高めてしまうとハート2を殺めてしまいそう』
フェイトちゃんからの念話。人でないにしても生きている以上は殺害じゃなくて確保しないと。攻撃を中止したフェイトちゃんが私たちの側に降り立って、「ごめん。私の魔法じゃ無理だった」頭を下げて謝った。
「ううん。こればっかりはしょうがないよ、フェイトちゃん」
「神秘関係は私たちの範疇外だし。たぶん、神秘の差以外に何かあるのかもしれないよ・・・?」
「そうやな。あの本にはまた別の力があるのかもしれへん」
「よっしゃ。次はあたしの番だな。アイゼン、ラケーテンフォルム」
今度はヴィータちゃんが“グラーフアイゼン”を強襲型のラケーテンへと変形させて、すずかの「ストライクフォース!」打撃力強化のブーストを上乗せ。さらにカートリッジをロード。
「ラケーテン・・・」
“アイゼン”のブースターが点火。ヴィータは高速回転して遠心力を打撃に上乗せ。左腕にはめてる“ドラウプニル”が金色に輝く。
「ハンマァァァァァーーーーーーッッ!!」
神器の書に向かって振り下ろされた必壊の一撃。“アイゼン”のヘッド部分の突起物が神器の書に直撃して、すごい火花を周囲に散らす。ヴィータちゃんは「まだまだぁ! カートリッジロード!」ブースターの点火時間を延ばすためにまたカートリッジをロード。数分の拮抗は、「ちくしょう! ダメだ!」ヴィータちゃんの負けで終わった。
「ヴィータでもアカンかったか・・・」
「ギガントなら可能性はある気もするんだけど・・・」
『その時は神器どころかハート2もペッチャンコになるですよ、ヴィータちゃん』
「・・・そうゆうわけなので、ベッキー先輩・・・」
「ええ、はやて。私の精霊にて、あの書を破壊いたしましょう」
最後の手段、ベッキーちゃんの五精霊による破壊を取ることに。今もなおハート2を地面に押さえつけているジリェーゾの周りに私たちは立って、何時でもバインドを発動できるように待機しておく。そして「ジ
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