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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第196話 其々の告白
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レやリュウキも含めた大規模な討伐パーティが組まれたんだ。その仲間が殺された1件が、引き金だったんだ。大規模戦争の。……そこで、オレは、オレも人を、殺した」
キリトの告白。
それを訊いて、シノンは思わずリュウキの脚から、頭をあげて キリトの顔を見た。
両手を見て、僅かに震えている。……その姿は、あの時の、あの予選の時の姿と酷似していた。
「……オレもだ。いや、それだけじゃない」
続いて、リュウキもそう言った。リュウキは更に続ける。
「オレは 殺人を触発を、させた。助長させた。と言っていい。オレは、あの戦争が始まる前の戦いでも、ラフコフのメンバーを殺した。仲間の身体を、魂を砕かれた瞬間に、……目の前が赤くなって、一切の感情を捨てて、相手を何人も斬った。怒りの感情に身を任せて殺したんだ。 ……だから、根っこの所じゃ奴らとオレは変わらない。いや、それより罪深い……。純粋に、攻略を目指してきた彼等を、殺人を躊躇わない様にさせてしまったのは、オレだったかもしれないから、な」
リュウキの話を訊いて、シノンは何も言えなかった。《ヒトゴロシ》の数で何かを言う訳ではない。だけど、他者に触発させた、と言う言葉には、本当に重みがあった。
「リュウキ。……オレ達は、あの時言っただろう? ……お前も忘れてないよな。何度も言った筈だぞ」
「……勿論だよ」
キリトの言葉を聴いて、リュウキは直ぐに首を振った。
「……でも、リュウキの言っていた罪深いって言うのは、それだけは同感だよ。……自分のした事を忘れて、無理矢理忘れてしまっていたんだから。殺したヤツのことも、顔も名前も、現実に戻ってからも一度として思い出そうとなんかしなかった。……
死銃
(
デスガン
)
に合うまでは」
「それじゃあ、あの
死銃
(
デスガン
)
と、その死神は、あなた達が戦った……その《ラフィン・コフィン》の……」
シノンの疑問に、頷くキリトとリュウキ。
「死神とはオレは合ってないが、
死銃
(
デスガン
)
は間違いない。……牢獄に送られたメンバーの1人。もうちょっとで、思い出せそうなんだけど……」
「……それに最悪なのは、死神だな。……最後までプレイヤーネームが判らなかったんだから」
リュウキの言葉に頷くキリト。
「SAO時代の名前が判れば、現実で誰なのかを突き止めることが出来る。……それが、現実世界でアイツ等を捕まえる為の現在唯一の手段なんだ。 だが、今はこの世界でのアイツ等を止めるのが先決、だがな」
キリトとリュウキの2人の話を聞いていて、シノンの中に再びあの言葉がながれた。予選決勝でリュウキが言っていた。
『オレはあの時に。オレの手は、……本当に奪ってしまった』
『仮にもし、この世界の銃弾が、刃が本当に人を殺すモノな
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