暁 〜小説投稿サイト〜
リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
Another79 オラオラッシュ
[1/3]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
丈達のチームはメタルシードラモンを、ヤマトのチームはピノッキモンを倒し、順調に先に進んでいた。
半年間の特訓の成果が出ており、このまま太一達のチームも順調に行くかと思ったが、ヒカリの様子がおかしかった。
歩みは遅く、ふらつき、何度も咳を繰り返す。
気になったなのはが、ヒカリの額に触れる。

なのは「ヒカリちゃん大丈夫!!?熱があるじゃない!!?ユーノ!!ヒカリちゃんが!!」

ユーノ「ああ、分かっているよなのは。」

道路沿いにあったバス停の影までヒカリを連れて行った。




































空「きっと、風邪がぶり返したのね。夏風邪はしつこいって言うから…」

テイルモン[ヒカリ、大丈夫?]

ヒカリ「うん…」

なのはは、濡れたハンカチをベンチに横たわるヒカリの額に乗せる。
そう言えば彼女は風邪でキャンプを休んでいた。
心配そうに見るテイルモンにヒカリは弱々しく微笑む。
ベンチで横になったヒカリは、辛そうに呼吸を繰り返す。
顔は赤みをおび、汗が頬を伝う。

太一「何でこんなになるまで黙ってたんだよ?随分前から具合悪かったんだろ?」

ヒカリ「だって…早くしないと…地球が…ゲホゲホッ」

太一「ヒカリ…」

アインス「その気持ちは立派だがな。黙っているのもよくない」

大輔「地球の平和も直ぐに手に入れられる物じゃないしな。ヒカリちゃんは無理しすぎだ。ユーノ、解熱剤無いか?薬草を煎じた奴とか」

ユーノ「ええ、ヒカリさん。これ解熱効果のある薬草を煎じた薬液なんだ。かなり苦いけど…そこは我慢して」

小瓶に入れた薬液をヒカリの口に流し込む。

ヒカリ「…っ、苦…いっ」

あまりの苦さに顔を顰めるヒカリに大輔は苦笑する。

大輔「良薬口に苦しってな。後はゆっくり休める場所を…」








































大輔達がこれからのことで話している時、太一はアインスと話していた。

太一「やっぱり…ヒカリは連れて来ない方が良かったかもしれない」

アインス「八神、お前の気持ちは分かるが、お前の妹は選ばれし子供で、世界を救うのに必要な人材だ。それに本人が世界を救いたがっている」

太一「でも、あいつまだ小2で…身体が…弱くて……駄目だな俺、大輔達も小2かそれより下なのに…俺が頑張らないといけないのに」

アインス「八神、無理をする必要はない。人は万能ではないのだ。」

太一「ああ、分かってるよ」








[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ