妖精の法律
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る大鴉の尻尾メンバーたちを見届けていた。その視界の前に王国部隊に肩を借り、ゆっくりと歩いていく男の姿が入る。
「おめぇもルーメン・イストワールとやらを求めて来たのか?」
「いや・・・俺はちょっと違う理由で来た・・・それも読み間違いだったみたいだがな」
ラクサスの前で立ち止まり、ノーランが答える。
「だが俺なんかよりもっとすごい奴がそのルーメン・イストワールとやらを狙ってることだけは知ってるよ。詳しくは言う気はないが」
「もっとすごい奴だと?」
ラクサスはノーランの意味深な発言に眉をひそめる。
「そんなことはいい。今回のことは借りにしておく」
ノーランはキズだらけの顔を上げ、ラクサスを睨む。
「“冥府の門”が開く時、俺はお前らにリベンジしてやる。それまで生き残ってみせろ」
ノーランはそう言うと部隊の者にゆっくりと連れられていく。
「冥府の門だと?」
ラクサスは聞き覚えのあるその言葉に戦慄していた。
「また会おう、キキッ。妖精の尻尾キキッ」
オーブラに連れられていた小さな黒い生物はドムス・フラウにある石像から妖精の尻尾メンバーたちを見つめ、そう言った。
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