妖精の法律
[8/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
そう言う。
「あいつ1人で大鴉の尻尾メンバー全滅させたのかよ!!」
「あのノーランまでいたっていうのにか!?」
「さっきのエルザとシリルいい、カナとミラジェーンといい」
「化けもん揃いじゃねぇか!!妖精の尻尾!!」
観客たちはラクサスが大鴉の尻尾をたった1人で全滅させたことに感嘆を上げている。
「何はともあれ勝利!!妖精の尻尾Bラクサス・ドレアー!!」
マトー君がラクサスの勝利を宣言し、会場から大歓声がラクサスを包む。
「なんかあいつに敵をとってもらった形になっちまったな」
「まぁいいじゃねぇか、ラクサスが勝ったんだからよ」
「そうですよね」
グレイさん、ナツさん、俺がそう言う。
「あのフレアって子、またひどいことされなきゃいいけど・・・」
「お前は本当に人がいいな」
1日目、卑怯な手段で自らを追い詰めたフレアのことを気遣うルーシィを見てエルザがそう言う。
「汚いマネをしおって。イワン」
妖精の尻尾の観客席ではマカロフが腕を組み、ラクサスの妖精の法律によりやられたイワンを見てそう言う。
そんな中、マカロフの隣にいる初代マスターことメイビスはイワンたちを見て怖い顔をしていた。
「ラクサス、今回は俺の負けだ・・・」
闘技場を後にしようとするラクサスにようやく意識を取り戻したイワンがふらつき、尻餅をつきながら声をかける。
「だが、覚えとけ。ルーメン・イストワールは妖精の尻尾の“闇”。いずれ知る時がくる、妖精の尻尾の正体を!!フフッハハハハハッ!!」
そう言い残し、イワンは王国の魔法部隊に連行されていく。
「君たちにも来てもらうよ」
王国部隊は倒れているフレアたち4人とノーランをそれぞれ連行しようとする。
「触るな!」
「コラ!!大人しくしろ!!」
クロヘビがせめてもの抵抗として王国部隊を振り払うが注意され、すぐに連れていかれる。次々に連れていかれる大鴉の尻尾の魔導士たち。だが1人だけ明らかに様子がおかしい者がいた。
「な・・・なんだコイツは!?」
「ちゃんと立ちなさい!!」
本日の競技パートに出場していたオーブラが首をダランッとさせ、まるで人形のように力なく項垂れているのだ。そのオーブラから黒い小さな生物が飛び出し、闘技場のフェンスを伝って逃げていく。
『えー、協議の結果、大鴉の尻尾は失格!!3年間の大会出場権剥奪となりました』
『当然じゃ』
会場にそのようなアナウンスが流れる。ラクサスは横目で連れていかれ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ