第24話 =双・大剣士開放=
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その隙は俺にとっての大きなチャンスだった。
「うおおおおお!!!」
その場で中段に一閃、さらに空いている方で前方を突き、間を空けず右の剣で斬り上げる。
大剣使いとしては連続3発でも結構な威力になるのだがまだまだ止まらない。先ほど右で斬り上げた勢いで左方向に回
転しながら裏拳のように左の剣で斬り裂く。そして2つの剣を頭上で合わせ振り下ろす。その瞬間、地面が割れ岩が飛
び散るエフェクトが挿入される。
「ぬぅっ!」
「がぁぁあぁ!!」
バルバトスも俺の攻撃スピード反応しているのか時折金属と金属が打ち合う音がするけれどもそんなのは無視。
強引にソードスキルを操作、左でわざとバルバトスの斧を狙い突く。武器破壊の判定が下るか下らないかも判らないときにはすでに右で振り下ろしていた。
まずこの8連撃スキル、『アースマグニ』。だがこれでも相手の武器は破壊できていなかった。
「…死ねぇぇ!!」
「ま…まだまだぁ!!!」
俺のこのスキルの発動で生じた硬直を隙だと感じたのかいまだ、耐久力の残っている斧を片手で振り下ろしてくる。
それを左右の剣で交差させ受け止める。
しばらく鍔迫り合いが続いていたが、相手が一瞬力んだのでその瞬間を狙い、一気に弾きとばす!そして上がった斧ごと手首を切断、ポリゴン化させた。だが所詮現実ではなく、叫び声を上げるがまだ無事な左手で殴ってくる。
「こ…のぉ!!」
相手の左手をしゃがんで避け、ソードスキルを発動させる。
まず2本あわせて斬り上げ、コンマ1秒遅くその2本を別々に振り下ろす。そこから左、右、左と一閃ずつ、さらにクロスに斬り上げまた2本あわせて振り下ろす。
エフェクトも先ほどの『アースマグニ』と酷似しているがまだまだ続く。
『特殊二刀流』…いや『双・大剣士』としての最上級ソードスキル、大剣を持つものとしてはありえない攻撃速度と攻
撃回数の12連撃『グランバースト・クエイク』だ。
「…あぁぁぁ!!!」
オータムリリィを逆手に持ち直しそれででアッパーのように斬りつけ反対のキャリバーンで左から右へさらに一閃。
その場で回転しながらもう一度右を元に戻しその右でまた一閃。
最後に踏み込んでまだ動いていない左のキャリバーンで斜めに斬り裂く。
「ぶるぁぁぁあ!!!」
だが、バルバトスもやられておらずまだHPは残っていた。やつの特殊能力なのかボスの特権なのか知らないけど壊した
はずの斧が復活している。それでも関係ない…硬直はこれにつなげればほぼ無意味となる。
…俺がアレだけで終わりとでも思うのか?
「瞬け…明星の光…」
さきほど振り下ろし合わせていたのを離した2つの大剣から光が迸る。それと同時に俺はもう一度、剣を振り上げる。
それは大きな光と
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