第24話 =双・大剣士開放=
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が俺の前にやってきてキラキラした風を起こし、それが俺を包む。
どうやら我らがリーダー様の指示らしい。ピナの回復ブレス、それともともとスキルとして持っていた戦闘時回復スキルのおかげでなんとかHPは黄色まで回復。
ピナの回復ブレスは主人がそばにいると効果が高まるらしく、シリカは俺のそばで座っている。
だが俺が回復している時もバルバトスは攻撃の手を休めず、キリト等に攻撃をし続ける。でもあいつ等も負けておらず時折スイッチでアスナと入れ替わり攻撃を仕掛け、またスイッチしキリトに変わる。
サチ、リズも互いにスイッチで交代しながらバルバトスを攻めていた。ユカは自分の回復能力のある投げナイフで戦っているキリと立ちのHPを回復などのサポートをしていた。
回復脳旅行のある投げナイフはそれ自体は何かに当たった瞬間ポリゴンとなるほど耐久性がなく攻撃力もそがれている。
だが、刃に塗られている回復能力のある薬品は何かに当たるとその何かのHPを回復させる。なのでプレイヤーにあたってもHPは減ることなくナイフもその場から消えるのだ。
投げナイフなどの使いきり武器はアイテムに入らないのが幸いしたが、それでも回復が追いつかない。
「ぶるぁぁぁあ!!!!」
「きゃぁッ!」
「キリト、アスナ!それにサチ、リズ!!」
少し不利でも十分に戦えていると思ったのだがバルバトスの一振りで前で戦っていた4人は吹き飛ばされ一気にHPを減らす。
それでも0になることはなかったがあと一撃で絶対に死ぬ。
バルバトスのHPを見るとまだ半分もいっておらず、4本中1本分しか減らせてなかった。
「痛っ…ふっ!!」
いち早く起き上がったキリトに斧の振り下ろしが決まろうとしていたが、なかなか高い素早さでその攻撃を避ける。
だがそれでは終わらず、そこから横に振り払ってくる。キリトも自分の黒い剣で受けるがパワー負けし、さらに吹き飛ばされる。
一気にして状況が圧倒的不利になり攻撃をする暇もなく避けるしかない戦いだった。
このままだと、全員死ぬのも時間の問題。
こいつから逃げるのは不可能、さっきの突進攻撃を後ろからやられ死ぬだろう。
昔、俺は1人しか救えず、ほかの4人を殺してしまった。ここで逃げもし助かったとしてもより多くの罪を背負い耐え切れず自決してしまうに違いない。
俺も死ぬのは嫌だし、ほかの人が死ぬのを見るのも嫌だ。
あれを使えばステータスを隠していたあのときとは違い、もしかしたら助けられるかもしれない…
でも仲間にさえ隠していたものがあると知られたあとのサチやシリカ、ユカにリズ、キリト、アスナ…ここの全員の目が怖い…
「きゃぁぁあ!!」
「サチっ!!……!?」
俺がそんなことを考えていると目の前にサチが飛ばされてきた。俺はそれを受け止める
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