第29話 神崎大悟VS加藤桐谷、イケメンバトル
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
負しろ!!」
「じゃあ、お前がいい男で。パフパフ」
俺は口でラッパを吹き、冷めた拍手を送った。
「な、舐めてんのかぁ!!」
まぁそうなるか。
俺にとってはどうでもいいことなんだが………
「その話よく分かった!」
「後は私らにお任せや!」
俺がその声の方を見ると、何故かベランダから侵入してきた二人、零治とはやてがいた。
「話は大体聞いた。要するにどっちが人気があるか決めたいんだよな?バカ」
「ああ、そうだとも。って誰がバカだ!」
「なら私たちにお任せや。三日後までに私たちがこの学校の女子からアンケートを取るさかい。その結果で多かった方の勝ちでええな?バカ」
「ああ、望むところだ!って何でバカ?」
「なら、まず写真を撮ろう。その写真でどっちがいいか決めてもらうから」
そう言って零治は自分の携帯を取り出した。
「よし行くぞバカ」
「よし来い!」
何故か分からないが俺の意見を聞かずに話が進んでしまった。
神崎はノリノリで写真を撮られている。
「じゃあ次は桐谷。えっとそのままでいいや」
パシャっと勝手に撮って勝手に終わりやがった。
「よし、これで良し。はやて」
「分かっとる、早速行動開始やな。私は1年生から聞いてくで」
「なら俺は3年生だ」
そう勝手に言って走って教室を出ていく二人。
「ふん、三日後を楽しみにしてるんだな」
ハーハッハーと笑い声を上げながら神崎も教室を出ていった。
「ということで手伝ってくれ」
そう言った俺の腹にアリサと加奈のボディブローが貫く。
シンクロ率高ぇな………
「アンタたち馬鹿じゃないの!?テスト一週間前でしょ!!」
「そうよ!!何考えてるのよ!!」
「まぁ待ってな」
そうだ相棒、言ってやってくれ!
「一週間前からやって何になるって言うねん!!学生なら一夜漬けに決まっとるやないか!!」
相棒、違う!!
「それに、これで桐谷君が勝てば、あのバカも身の程が分かって、少しは静かになるかもしれへんやろ?」
多分それは無いな。好感度を上げるために奮闘しそうだもん。
「それは………」
「そうかも………」
「すずかちゃんはなのはちゃんとフェイトちゃんの勉強を見ていないといけないから手が離せないのや。お願いや!手伝ってください!!」
「「はやて………」」
はやての必死さに二人も押し黙っている。
よし、相棒ナイスだ!!
「………なぜそこまでするの?」
加奈、なんていい質問。
これなら。
「……………決まってるやん。おもろいからやー!!!」
って違うだろ!!!
何でそこで本音が出るんだよ!?
みんなのためでいい
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ