第三十一話 菊池中尉!金魚すくいはスポーツだ!!その三
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「最低は誰でもあるか」
「というか人間の屑ってな」
「やっぱりそうはいないからな」
「作者も何人かしか見てないぜ」
「いや、人生で何人も屑を見るのもな」
諏訪部君もそれは、と言う。
「ある意味凄いな」
「そうか?誰でも何度か会うだろ」
「会いたくなくてもな」
「俺達よりまだ凄い屑なんてな」
「やっぱりいるだろ」
「それはそうだな」
二人以下の屑をいることはだ、諏訪部君も認めた。
「救いようのない連中がな」
「ネットだと特に多いな」
「荒らしとかな」
「荒らしも酷いのになると酷いからな」
「某2ちゃんねるには特に多いぜ」
「まあそういう奴と比べたらな」
「俺達はまだ屑のレベルが低いぜ」
屑の中の屑の中の屑でもだ。
「もう一ランク下いるからな」
「屑の中の屑の中の屑の中の屑がな」
「ここまでいくともう凄いからな」
「餓鬼道に堕ちてるぜ」
「それこそ生きながらな」
「そうなってる奴いるな」
「いるな、しかし話が進まないな」
ここでまた言った諏訪部君だった。
「というか御前等何してるんだ」
「金魚すくいの話してただろ」
「今回の話の最初からな」
そこから会話が脱線していったのである。
「まあ金魚はいいぜ」
「金魚ってのはいいものだぜ」
「奇麗だし丈夫だしな」
「飼いやすいいい魚だぜ」
「魚飼うにしてもいいぜ」
「見ているだけで心が癒されるいい魚だよ」
「それは同意だな、しかし金魚すくいの金魚はな」
この金魚についてだ、諏訪部君は少し残念そうに話した。
「あまり長生きしないからな」
「ああした夜店のものってそうだよな」
「雛でもな」
「折角だから長生きして欲しいんだけれど」
「長生きしてくれないんだよな」
二人もこのことについては残念そうに語る。
「金魚は見るだけで楽しくてな」
「それだけで楽しめるけれどな」
「それでもああした金魚すくいの金魚ってな」
「死にやすいのが残念だぜ」
「もっと言えば金魚すくい自体減っていないか?」
その出店の中でだ。
「スーパーボールとかヨーヨーの方が多くなってきていないか」
「そういえばそうか」
「そっちの方が増えてきたか」
「俺達も金魚すくいやる機会減ってるな」
「そうなってきたな」
その金魚すくいを得意とする二人も今気付いた。
「残念な話だぜ」
「金魚も命、粗末に扱えないにしても」
「ヨーヨーやスーパーボールだけだとな」
「少し寂しいな」
「そうだな、あとうちのクラス文化祭でやるのはヨーヨーすくいになったからな」
諏訪部君は二人にこのことを伝えた。
「今季節は秋だしな」
「ああ、そういえば衣替えしてるな」
「制服冬服になってるな」
「また急に季節変わったな」
「この前春だっ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ