第三十一話 菊池中尉!金魚すくいはスポーツだ!!その一
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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
第三十一話 菊池中尉!金魚すくいはスポーツだ!!
金魚と聞いてだ、ジャスティスカイザーの二人は問うてきた友人達に言った。
「それなら得意だぜ」
「俺達の得意分野だぜ」
「あれもやり方があるからな」
「マジックがあるんだよ」
「そのマジックって何だよ」
二人の共通の友人である諏訪部君がさらに問うた、見れば顔は某ダービーそっくりで声も同じである。
「一体」
「決まってるだろ、紙は水に殆ど漬けない」
「それで縁のところで取るんだよ」
「金魚を跳ねさせてな」
「そして手にしている桶に入れるんだよ」
これが二人のマジックだった。
「そうすればいいんだよ」
「素早くな」
「ここで躊躇してたら負けだぜ」
「働かないと負けだと思ってるってな」
二人は少なくともニートではない。
「悪どく働いて儲けろ」
「法律に触れない限りでな」
「濡れ手に泡、騙される方が悪い」
「ギャンブルは騙された方が悪いんだよ」
「ギャンブルは労働になるのか?」
諏訪部君は力説する二人に反論した。
「普通は入れないだろ」
「何言ってんだ、ギャンブラーって職業あるだろ」
「だからギャンブルも労働なんだよ」
「そこでヤクザ屋さんとかから巻き上げるんだよ」
「イカサマ使ってな」
二人の常である、それこそ嘆きの何とかの様にしている。
「あと最近将棋でもやってるぜ」
「賭け将棋な」
「ここでもイカサマやってるけれどな」
「ばれない様にしてな」
「ばれたら一番ましなお仕置きで袋だからな」
「そこは注意しろよ」
店の裏に強制連行されて、である。賭けの世界においてイカサマがばれるということはそれだけで死を意味する。
「それでも働かないと負けだからな」
「ネットでもアフィリエイトとかあるだろ」
「金は稼げ」
「それも出来るだけ楽をして派手にな」
「法律に触れない範囲で騙せ」
「世の中これだぜ」
「御前等徹底したカスだな」
諏訪部君から見てもだ、このことは。
「カス道極めるつもりか」
「何言ってんだよ、これ位普通だろ」
「至ってな」
二人の中ではそうなのだ、二人の中では。
「将来の夢は公務員」
「安定した収入もゲットな」
自衛官への就職内定のことは言わない、それも幹部としてのそれを。ただ自衛隊の幹部は責任は重く給料は安く尚且つハードワークという。
「そのうえで副業でな」
「ギャンブルやるんだよ、賭け将棋でもな」
「副業で儲けろ」
「ギャンブルは普通趣味だからいいんだよ」
そうみなされるからだというのだ。
「公務員でもパチンコするだろ」
「パチ
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