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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第4章
停止教室のヴァンパイア
第95話 二天龍、激突!
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は奴の神器(セイクリッド・ギア)の力によって、奴に届く事は無かった。
「フフフ、この場では一番のお姉ちゃんなのに、真っ先に激情に駆られるとはね」
「ッッ!!」
奴の口を黙らせようと、姉貴はさらに水流で攻撃するが、姉貴の攻撃は奴に届く事は無かった。
「ふむ、君にはまだ上があったはずだが、何故、それを使わないのだね?」
「ッ!?」
上?まさか、禁手(バランス・ブレイカー)の事か?
当の姉貴は何故か苦虫を噛んだ様な表情をして、レイドゥンから視線を逸らしていた。
「ふむ。使わないのではなく、使えない?いや、その様子から察するに、使いたくないと言った感じかな?」
「ッ…!?」
「当たりみたいだね。しかし、せっかく手に入れた力を何故使いたがらない?ましてや、憎くて憎くて堪らない者が目の前にいるのに♪」
「……ッ…」
「是非ともその力が見たかったものだが、さて、どうしたものか」
奴は少し考えるなり、すぐに愉快そうに笑みを浮かべやがった!
「うむ、私に対する怒りや憎しみを一押しするのが良いだろう。さて、その為には…」
奴は俺や千秋を交互に見始めた!
「弟か妹を殺すか…」
そして、今度はイッセーの方に視線を向ける!
「彼を、赤龍帝、兵藤一誠君を殺してみると良いのかな?」
その瞬間、俺と千秋は奴に向けて濃密な殺気を放つ!
「おおぉ!先程よりも良い殺気を向けてきてくれてるね♪」
だが、俺達以上の殺気を放つ姉貴を見て思わず気圧されてしまう!
「そう言えば、先程赤龍帝君がヴァーリの力を取り込もうとした時、他の誰よりも彼の事を不安そうな表情で見ていたね?ふむ、君と言い、君の弟妹と言い、君達にとって彼は相当な特別な存在と言う事みたいだねぇ。ふむ、やはりこの場で彼を殺すのも一興かもしれないねぇ♪」
その言葉に俺達が身構える中、姉貴から水を含んだ濃密なオーラが溢れ出した!
「ハハハハ!是非とも見せてくれたまえ♪君の禁手(バランス・ブレイカー)を♪」
「ッ!!バランス…」
姉貴のオーラが最高潮に達しようとした瞬間、忽然とレイドゥンの隣に男が現れた!。
「……戯れもその辺にしてくれよな、レイドゥンの旦那」
男は嘆息しながら、レイドゥンに話し掛ける。
「ハハハ、迎えに来てくれたのかい♪」
「迎えに来てくれたじゃねえよ!あんたが勝手やったおかげで、またここに来るハメになったんだからな!」
「ハハハ、それはすまないねえ♪」
「ったく、あんたに死なれると、色々と不利益な事になるんだからよぉ。……少しは自重してほしいもんだぜ…」
男の小言を聞いて、レイドゥンはむしろ愉快そうにしていた。
「何者だ!」
「ああん?名乗るかバカ、メンドくせー」
俺の問い掛けをメンドくさそうに拒否された。
「まあまあ、せっかくなのだから、名乗ってあげたらど
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