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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第4章
停止教室のヴァンパイア
第95話 二天龍、激突!
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パキャァァァン!
だが、呪文を遮る様にヴァーリの傍に学園に張られた結界を破って、人影が舞い降りてきた!
「美猴、何しに来た?」
「北のアース神族と一戦交えるから、帰って来いってよ」
「……そうか、もう時間か」
現れた人影は三国志に出てくる様な武将が着る鎧を纏った青年だった。
「なんだ、お前!?急に出てきやがって!」
イッセーの疑問にアザゼルが答える。
「そいつは美猴。闘戦勝仏の末裔だ」
闘戦勝仏って、つまり!?
「分かり易く言えば、西遊記で有名なクソ猿、孫悟空だ」
「孫悟空!?」
おいおい、アザゼルはさっき末裔って言ってたから、本人じゃないんだろうが、それでも相当な事だぞおい!?
「まさか、お前までが渦の団(カオス・ブリゲード)入りしてたとは。世も末だな。いや、白い龍に孫悟空、お似合いでもあるか?」
三蔵一行の馬が白馬で本来の姿が龍だからか?
「カッカッカ!俺っちは初代と違って、自由気ままに生きるんだぜぃ♪よろしくな、赤龍帝♪」
そう言い、手に持つ棍を地面に突き立てた瞬間、地面に黒い闇が広がり、二人が闇に沈んでいく!
逃げる気か!?
「次に会う時はもっと激しくやろう。もっと強く」
「待て!?逃がすか!」
慌てて追おうとするイッセーだったが、突然、鎧が解除され、その場に倒れ込んでしまう!
「あれだけの力を一瞬とは言え、爆発的に発散したんだ。無理も無いさ」
結局、ヴァーリと美猴と呼ばれた孫悟空の末裔は闇に沈んで、この場から姿を消した。
倒れたイッセーの下に千秋や部長、鶇達が駆け寄って介抱する。
「やれやれ、私を置いて行ってしまうとは、酷いな、ヴァーリ、美猴」
『ッ!?』
突然の間の抜けた声が俺達の耳に入った!?
声がした方を見ると、額に手を当てて首を振っているレイドゥン・フォビダーがいた!?
あれをくらって生きてるのかよ!?
あの時のイッセーの一撃は生身の人間が受ければ死、運が良くても無事じゃ済まない程の威力はあったはず!
なのに、殴られた跡や吹っ飛ばされた際に付いたであろう埃はあれど、明らかに何事も無かった様に佇んでいた!
「赤龍帝君…いや、イッセー君。さっきのは見事な一撃だったよ♪おじさん、思わず焦ってしまったよ♪」
「気安く呼ぶんじゃねえ!」
「むう、嫌われたものだね」
「好かれるとでも思ってるのか!!」
俺は奴を睨みながら、怒気を孕んだ声で言う。
「それもそうだね。なにせ、暇潰し目的で大切な幼馴染みの両親を殺した悪いおじさんだからね♪」
ッ!!落ち着け!さっきの二の前になるだけだ!
そう自分に言い聞かせて怒りに任せて駆け出そうとするのをなんとか抑えている中、大量の水の激流が槍の様にレイドゥンに襲い掛かった!
姉貴が怒りに任せてレイドゥンに攻撃したのだ。
だが、姉貴の攻撃
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