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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第4章
停止教室のヴァンパイア
第95話 二天龍、激突!
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「イッセー兄!?」
「大丈夫です、部長。千秋も心配すんな」
『Boost!』
赤龍帝の篭手(ブーステッド・ギア)の力で自身の力を倍加させながら、イッセーは立ち上がる。
半減された力は今の倍加の力で戻す事はできた。
『だけど、アルビオンには吸収もあるからなぁ』
ドレイクの言う通り、白龍皇には半分にした力を吸収する能力もある。
このまま行けば、奴はどんどん力を上げてしまう。
『まあ、限界はあるけどな。ほら、翼から余分な力を出してるだろ?』
確かに、奴をよく見ると、翼から赤い光の粒子が放出されていた。
あれが余分な吸収した力って訳か。
とは言え、奴の力が際限無く上がる事が無くても、実力差は圧倒的だった。
「そうだった。コカビエルの時、君は仲間の為に戦ったのだったな。さっきも真っ先に幼馴染みの彼女を助けていたからね」
ヴァーリが姉貴の方を見ながらそう言った瞬間、奴の手に魔力が凝縮され始めた!
「家族より先に幼馴染みや仲間を殺すべきだったか?」
『ッ!?』
奴が何をしようとしているのかを察した頃には既に凝縮された魔力が俺達に向けて放たれていた!?
「明日夏!千秋!千春さん!」
回避も防御も間に合いそうに無かった俺達を庇って、イッセーがその身を盾にする!?
「グアァァァァァァァッ!?!?!?」
『イッセー(兄)ッ!?』
幸い、鎧が少し砕けた程度だったので、イッセーはそれほどダメージを受けてはいなかった。
「ほうら、こっちだ!」
今度は部長達の方に奴は突っ込む!
「テメェッ!!」
イッセーは突貫してヴァーリを部長達から引き離す。
「いい加減にしろよ、クソ野郎!」
「もっと憎め、怒れ。もっともっと強くなって俺を楽しませろ!兵藤一誠!」
奴は完全に自分が楽しむ為だけにイッセーを怒らせ、その感情を元に力を上げさせている。
……さっきのレイドゥンと俺達の様に…。
「グアァァァッ!?」
イッセーが奴の魔力によって吹き飛ばされるが、すぐに体勢を立て直して、奴に突貫する。
そんな単調な攻撃に避ける気が失せたのか、傍観するヴァーリ。
「ドライグ、アスカロンに力の譲渡だ!」
『おう!』
『Transfer!』
だが、拳が当たる瞬間、アスカロンに力が譲渡され、拳から龍殺し(ドラゴン・スレイヤー)の波動が溢れ出た!
ドガッ!
「っ!?」
予想外な一撃だったのか奴は顔面を殴られ、初めての大きいダメージによろける!
「ここだッ!」
『Transfer!』
スキができたヴァーリの翼を掴み、イッセーは力を流し込んだ!
俺はすぐにイッセーの意図を察した。
「テメェの吸い取る力と吐き出すを一気に高めてやる!この翼が処理しきれなくなる程になッ!」
イッセーによって過剰に高められた吸収の力は宿主であるヴァーリの限界を
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