第4章
停止教室のヴァンパイア
第95話 二天龍、激突!
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「テメェなんぞに親を殺されてたまるかよォォッ!!」
赤いオーラがイッセーを包み、その身に赤い全身鎧(プレート・アーマー)を装着させる。
「ハハハ!未完成な物とは言え、なかなかの…」
「オラァァァァァァァッ!!!!」
「おや?」
愉快そうに語るレイドゥンの言葉を遮り、雄叫びをあげながらイッセーは拳を突き出していた!
「ッ!!」
だが、俺達の時と同じ様に奴の神器(セイクリッド・ギア)の力によってイッセーの拳も奴の顔面手前で制止してしまう。
「良い一撃だよ♪だが、私に届かせるには些か…」
「………いい加減に……黙りやがれッ!!」
『Boost!』
「なにより…」
『Boost!』
「その汚い足を…」
『Boost!』
「千春さんからどけろォォォッ!!」
『Boost!』
「これは!?」
『Boost!』
「ウオォォォォォォォッ!!!!」
ドゴォォォォォッ!!
イッセーの拳が奴の防御を突き破り、そのまま奴の顔面を殴り飛ばした!
「見ろアルビオン!兵藤一誠の力がケタ違いに上がったぞ!」
『神器(セイクリッド・ギア)は強い想いを力の糧とする。純粋な怒りが奴やお前に向けられているのさ。それこそ、ドラゴンの力を引き出せる真理の一つだ』
「そう言う意味では俺より彼の方がドラゴンと相性が良い訳だな♪」
「訳分かんねえ事言ってんじゃねェェッ!!」
レイドゥンを殴り飛ばしたイッセーは背中のジェットでヴァーリに迫る。
「アスカロン!」
『Blade!』
篭手からアスカロンを出し、そのままアスカロンを突き出しながら突っ込むが、ヴァーリは難無く避ける。
『龍殺し(ドラゴン・スレイヤー)か。一太刀でも浴びたらダメージは否めないぞ』
「要は当たらなければ良いんだろ?」
ヴァーリはそう言うと同時にイッセーと肉薄する。
「イッセー兄ッ!?」
「待て、千秋!」
激突する二人の所に行こうとする千秋を腕を掴んで止める。
見ると、部長も千秋同様イッセーの下に行こうとして、サーゼクス様に止められていた。
「離して、明日夏兄!?」
「今、二人に近付くのは危険だ!」
「彼の言う通りだ。あの二人のオーラは限界を超えている」
「……近付いただけで焼かれるよ…!」
踏まれていた首を擦りながら、姉貴が俺達の下まで歩み寄ってきた。
「そんな!?」
「……こうして見てるだけなんて…!?」
二人の激しい激突は苛烈を極めていたが、次第に実力差からイッセーが押され始めていた!
「弱い!弱過ぎるッ!!」
ヴァーリの重い一撃がイッセーの腹部に決まってしまう!
「ゴハァッ!?」
『Divid!』
血を吐いたイッセーはヴァーリの白龍皇の光翼(ディバイン・ディバイディング)の力で力を半分にされながら地面に墜落してしまう。
「イッセー!?」
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