第6章 流されて異界
第125話 名門の名門足る所以
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それでは次回タイトルは『犬神』です。
伝奇アクションだね、このタイトル。少なくとも西洋風剣と魔法の世界や、学園コズミックホラーモドキなど何処にもないわ。
尚、流石にハルケの貴族(私の世界の。原作は分からない)はこんな方法で魔法の資質の高い子供は作っていないと思います。
これは輪廻転生と言う思想がなければ難しい。家系……血の中に優秀な因子が存在していて、これが代々優秀な術者を産み出す、……と言う思想では無理でしょう。
まぁ、一代で為した偉業を受け継ぐには、その偉業を為した人間と引けを取らない才能を持つ人間が、それに劣らない時間を費やした時にのみ完全に受け継げる、と私は考えて居るので、初めから優れた血統や家系からのみ優秀な術者が現われる、と言う設定はかなり厳しいだろうな、と考えるしかないのですが。
だって、一代で為した偉業を受け継ぐのに一代を費やすのなら、其処から一歩も踏み出す事が出来ないでしょう? 良くて現状維持。大抵が代を重ねる毎に劣化して行くしかないですから。
おっとイカン。別に他の作品の設定を貶している訳ではないですよ。でも、始祖が血の滲むような苦労をして手に入れた術や能力を、子孫だと言う理由だけで……それも十数年しか生きていないような子供が行使出来るなんてお手軽過ぎるじゃないですか。
こんなの暴走トラックから神様土下座に繋がる御話と一緒だよ、と私が考えるだけですから。
但し、私がこの設定を世界観の一番下に入れた時には、暴走トラックから神様土下座などと言う物語は世界の何処を探してもなかったはずですけどね。
少なくとも私は読んだ事がなかった。
ちなみに、不慮の事故死から神様(だったかどうかは不明)が登場しての転生と言う流れで、私が知っている一番古い作品は『銀河の聖戦士』だったかな。急に言われて思い出すのはソレです。
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