暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
103話:機動六課防衛戦線(前編)
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!」
「く、ぐはッ…!?」
彼女の一撃を士は軽々受け止め、逆に回し蹴りを彼女の脇腹へ。空中での一瞬の硬直で動けない彼女はそれを防ぐこともままならず、もろに受けてしまう。
これが二つ目……士にとってディードの攻撃が全て見えていること。
ディードはそもそも、自身のIS“ツインブレイズ”によって瞬間加速し、敵の死角から急襲をしかけ一撃で倒す、という攻撃スタイルだ。しかしその瞬間加速は士に見切られてしまい、防がれてしまうのだ。
つまりディードは士に対して、“決定打を持ち合わせていない”―――これがディードが不利な理由だ。
このままではジリ貧、いつかはディードは士に倒されてしまう。
一方、オットーはというと……
「セアッ!」
「くっ…!(ガジェットでの防御が間に合わない…ッ!)」
こちらはディードよりも明らか、防戦一方となっていた。
オットーは士との間にガジェットを滑り込ませ、ガジェットの壁とも言えるものを作る。だがそんな壁を紙のように切り裂き、士は真正面から突破する。
オットーはディードと違い、結界や遠距離射撃などの後方支援型。スピードとパワーが士の方が上な以上、自分の距離すら作れずにいた。
距離を空けるために後退しているが、こんな状態がいつまでも続く訳がない。そもそも作戦に支障をきたさない為に、側に置けるガジェットは限りがある。
そのガジェットがなくなれば、オットーは士と一対一。そんな状況は何が何でも避けたい。
そう思い焦るオットーは、今までの比ではない程の量のガジェットを士に差し向け、身体に密着する程近づける。これによってAMF濃度は高まり、魔導士なら動きが鈍る筈。その隙に距離を空けて―――
と、次の瞬間、
「―――オオオオォォォォォォォッ!!」
「なッ…!?」
雄叫びと共に、緑の竜巻がガジェットを切り裂き宙に舞った。
先程まで士の周りにいたガジェット達は切り裂かれ、その全てが爆散していった。
緑の竜巻の正体は勿論、ガタキリバコンボとなっている士だ。回転と電撃により、密着するガジェットを蹴散らしたのだ。
これには目を丸くするオットー。だがそんな暇を与えないと言わんばかりに、別のガタキリバ・分身体がオットーに向かって行った。
すぐさまガジェットを向かわせるが、ことごとく破られ既に目の前まで迫ってきた。
マズい、やられる―――オットーがそう思った瞬間だった。
〈 ATACK RIDE・BLAST 〉
「ッ、ガアアッ!?」
突然響いた、聞きなれた音。
放たれた無数の弾丸は、オットーを襲おうとしていた分身体と先程ガジェットを蹴散らした分身体、そしてディードと切り結んでいた分身体に
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