愛しい君に会いたくて
[8]前話 [2]次話
こんなに心地よい秋の晴れ間
それなのに気持ちは湿ったまま…
稲刈りを終えた田んぼに
音もなく蜻蛉が悠々と飛んでく
沈んでく夕陽…淋しく僕一人
眺めては溜め息吐いて
君のことだけを想って…
愛しい君に会いたくて
叫び出したい夜もある
追いかけられない現実は
彷徨う心を傷つけた…
ねぇ…君が恋しいよ…
静かな日溜まりに秋桜ゆれる
こんなにも時間は足早に過ぎて…
降り注ぐ星影…胸に痛み抱え
見上げては一人呟く
今すぐに君に会いたいよ…
愛しい君に会いたくて
飛び出したい時もある
求めることさえ許されない
哀しい想いは嘘をつく…
ねぇ…傍にいてほしいよ…
もう少しだけ重ね合わせていよう
君と僕の人生(トキ)を…
人はそれを我が儘というかな?
でも…それでも…
愛しい君に会いたくて
涙を零した朝もある
幻と解って手を伸ばす
こんな僕は愚かでしょうか…?
愛しい君に会いたくて
叫び出したい夜もある
追いかけられない現実は
彷徨う心を傷つけた…
ねぇ…君が恋しいよ…
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ