005話
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ARMを展開しスノウを手を掴み速度を高めて上昇していくジーク、そして遂に見えてきた修練の門の出口。それから飛び出すと其処に居たのは傷だらけになりボロボロのエドと不敵な笑みを浮かべている男と氷の城で倒した者達と同じ仮面をつけた奴が居た。
「おいおっさん、無理矢理打ち込んどいてその様か?」
「へっ、悪かったなカッコ悪くてな……」
「いや、訳ありだろ。無きゃあんたがそこまでになる理由にならない」
そういうとスノウが首を縦に振った。ガーディアンARMを発動させている術者は一定範囲の行動を制限されてしまう、門の中で自分たちをサポートしていたメリロを展開していた為にエドは自由に動けなかった。更に戦闘となると修練の門をARMに戻す必要があり、それでは自分たちを異空間を閉じ込め二度と出れなくしてしまう。つまり、エドは自分達を守る為に耐え続けていた。
「ギンタ、やるのか」
「ああ。あいつは俺がやる」
そう言いながら前に出るギンタ、それに遵って放出されていく魔力も増えている。
「おい確かジークっつったな」
「ああ」
「お前は何者だ?」
ジークは答えない。
「その魔力、普通じゃ考えられない位に澄んでやがる。まるで清流の水みたいにな」
「今は、ギンタの戦いでも見てなおっさん。そのうち教えてやる」
そう言いながらギンタの戦いに目を向ける、先程から彼の腕にある銀色の短剣。それはバッボが変形した物であるバージョン1、ハンマー&ダガー。二つの顔を併せ持つARMである。瞬時に切り替えが可能な近接戦闘武器、かなり便利と言わざる得ない。
「おらぁああ!」
迫り来る鎖のような剣を切り刻み攻撃を防御する、ジークとの模擬戦で対人スキルも大幅に上昇している彼にとってこのような剣を捌く事等既に容易くなっている。だが攻撃を捌くだけでは勝つことは出来ない、相手のARMは幾ら破壊されても再生する事が可能のようでこのままでは焼け石に水だ。
「んじゃあれ行くか!」
『うむっあれじゃな!』
「バッボバージョン2!」
腕が一体化したバージョン1が変化して行き手に保持する形の銃のようなものへと姿を変える。その銃口からは薄いピンク色のバッボの形をした大量のシャボン玉が次々と放出されていく。
「バブルランチャー!!」
「バ、バッボが分身!?い、いやこれはシャボン玉か!!目晦ましの能力か、邪魔、くさいよ!!」
男はウェポンARM、オクトパスでシャボン玉を割ろうとしたが触れた瞬間にシャボン玉は炸裂し煙幕を作りながら爆発した。これがギンタが想像したバージョン2 遠距離戦用バブルランチャー。そして爆発によって出来た煙幕に紛れながらハンマーARMに変形させ重い一撃を腹部へ炸裂させた。
「ぐあああ!!!」
「近距離のバージョン1
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