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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第192話 放たれた凶弾
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刃渡りcmの領域にある華奢な武器は、へカートの《50BGM弾》を喰らっても、へし折れるどころか、その弾道を逸らしてしまった程だ。出る力は横の〜云々は置いといたとしても、普通であれば、対物ライフルの弾丸を弾ける等とは思えない。
そしてもしも、これがキリトの光剣であれば、あらゆる銃弾を斬り落としかねない。
その音速を超えるへカートの弾速を見切れるとは思えない、が リュウキは、反応速度の領域では自分より上だと認めていた。つまり、同じ芸当が出来るという事だ。
故に ここまで来れば2人の持つ武器は、
世界
(
GGO
)
最強の防御兵器だと言っていい。
銃弾の嵐とも言えるマシンガンの弾丸が渦巻いているこの世界で、その頼りないとも言える武器で次々と斬り刻み、或いは弾いた。全自動ライフルや、
短機関銃
(
サブマシンガン
)
の銃口を向けられているのに、全く動じない糞度胸――。
――いったいどういう練習をすれば、そんな
技術
(
テクニック
)
が身に付くって言うの?
それは、あの時にもいったが、VRゲーム上の技術では 正直有り得ないと思える。
相応しい言葉を、探した。そしてシノンの中で、結論付いた言葉が、そのアバターと一体化したプレイヤー自身の経験、信念。……言葉にすれば簡単言える。でも、口に出して言う事は難しいとも言える最後の言葉。
それが、《魂の力》だった。
そして、更に進んだ所で、2人は立ち止まった。
「……追いつかなかったね」
色々と思考を張り巡らせ、走っている内にどうやらこの島の主戦場たる都市廃屋に侵入した様だ。思考を張り巡らせているとは言え、最低限の警戒は勿論していた。……戦場の最中でそれは愚の骨頂とも言えると思うけど。
足を緩めたキリトは、非武装状態の死銃が水から出るところを攻撃できるのでは、と期待していた。
「或いは追い抜いちゃった、とか?」
シノンがそう続けると、振り向いたキリトが川面を見ながら首を振った。
「いや、それはないよ。走りながらずっと水中をチェックしていたし」
「そう……」
一応、確認したシノン。
シノンも水中についてはチェックしていたし、2人で見たのであれば、見逃しは無いだろう。それに、アクアラングを背負っていない限り、1分以上は潜ってる事は出来ない。《L115》と言うへカートに迫る大型ライフルを持つ死銃にそこまで装備重量の余裕があるとは思えない。だから、岸に上がったら後は走ったのだろう。
「――間違いなく、もうこの街のどこかに潜伏してるはずだね。川はあそこで行き止まりだし」
シノンが視線を向けた先には、あの廃墟都市が見えている。川に繋がっていて、廃墟都市の下水に繋がっていると思えるが、その
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