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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第188話 第3回BoB開幕
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の言葉を繋げた。本心では、キリトと同じ様に、リュウキ自身もこの事を話す気にはなれなかった。
かつての闇を、心の中に再び蘇ってきたあの闇を何も知らない彼女に話す事には躊躇いがあったのだ。シノン自身も強い意思が、重大な理由があるのも、昨日の戦いを経て理解しているつもりだったから。
「それは、友達、だったの?」
シノンの問いに2人は首を即座に振る。 長いキリトの髪が、縛られたリュウキの髪が左右に乱れても構うことない。
「全くの逆だ。……オレ達は殺し合いをした間柄、なんだ」
リュウキはそう言うと、眼を瞑り俯かせた。その雰囲気には殺気とも言える何かが内包している様に思えた。キリトも表情が暗いままに、そのリュウキの言葉を肯定する様に俯いた。
「……殺し、合った」
リュウキの言葉、そしてその雰囲気を見てただ小さく両眼を瞠ったシノンは秘めやかな囁きを零した。
「……それは、プレイスタイルが馴染まない、とか。パーティー中にトラブって仲違いしたとか、ゲーム上での話? ……それとも」
そこまでシノンが聞いた時点で、キリトが反射的にかぶりをふった。
「違うんだ。……互いの命をかけた本当の殺し合い、なんだ。……アイツ等とは和解は有り得なかった。絶対に許されない事をしたんだ。……奴等の凶行を。……それを、止めようとしただけ、なのに」
キリトは一瞬だけ、視線を泳がせた。その泳いだ視線の先に、嘗ての姿をしたあの男が浮かんだ。傷つき、涙を流した彼の姿を重ねた。
あの戦争の序章と言える戦いになったあの時の事。信頼出来た者を、……友とも呼べるあの世界での仲間を失い、そして奪った事実と共に。
「……負わなければならない責任がある。……どうしても止めなきゃならない事がある。だから、オレ達はこの世界に来たんだ。それが、生き残った者の。……そして、あの時、見逃してしまったオレが負うべき責務なんだ」
リュウキは、低く重く、そう答えて紡いだ。
――凶行を止めようとしただけ。
シノンの頭の中に、キリトの言葉が流れる。そして、キリトが見た彼の事も同時に。
――止めようとした。……でも、止まらなかった、止める事が出来なかった。そして、その結果…。
連想出来るのは多くはない。何れも、良いモノではない事は確かだった。
「――『仮にもし、この世界の銃弾が、刃が本当に人を殺すものだとしたら、それを躊躇わずに最後の一撃を、全てを奪う一撃を入れる事が強さ、なのか?』」
シノンは、あの時に聞いた言葉を繰り返した。本当に、本当に経験をしたが故の言葉だったから、それに重みを感じた。
「もしかしたら、リュウキ、キリト。……あなたたちは、あのゲームの中に……」
本当
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