マブラヴ
1096話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
していないというのもある。……そもそも、ミロンガは既に適応されているし、ニーズヘッグにいたっては何を言わんやだ。
サラマンダーもファイターになることを考えると、エナジーウィングを付けるのは難しいと言われたしな。
で、俺以外にも申請していない奴はいたりする。
ムラタ、エキドナ、ギルフォード。
……そう、言わずそ知れた特機組だ。
今回の新技術は確かにある程度サイズが違っても使えるように開発されているが、それでも特機には無理だったらしい。
正確にはエナジーウィングが無理だってだけだけど。TGCジョイントに関しては似たようなのが適応されているし、S-11ミサイルに関しては問題なく使用可能だ。
で、今の技術班はそれらの件で忙しいかと言われれば……答えは否だったりする。
何しろ、新システムの取り付けに関してはある程度のマニュアル化がされており、普段整備を行っている量産型Wで十分に対応が可能だ。
勿論量産型Wの取り付けで何かミスがあったりする場合もあるのを考えると、技術班のメンバーが取り付け作業終了後にチェックをする必要はあるだろうが。
それに、結局今回改修作業を行うのはあくまでも有人機のみだ。
メギロートなんかの無人機はそのままだし、シャドウに関しても量産型Wの乗っているシャドウはそのままという事になっている。
つまり、全部で10機前後。
普通にそれ程手間が掛からないのは分かる。
「……で、つまり暇だって事か?」
「ま、簡単に言えばそうなるわね」
レモンが紅茶を飲みながら、そう返す。
現在俺達がいるのは、ホワイトスターにある交流区画の喫茶店。
そこで俺とレモンは2人で紅茶を飲みながらデートを楽しんでいた。
ここ最近は他の恋人達とのデートとかを楽しんではいたけど、レモンとのデートは随分と久しぶりだ。
俺としてはどこか他の世界にでも行くか? と誘ったんだけど、レモンが希望したのはホワイトスターでのデートだった。
それだと普段の生活とあまり変わらないと思うんだが……まぁ、本人がそれを希望している以上、それでいいんだろう。
第一、俺もこうしてレモンと一緒にいるのは楽しいしな。
「はい、これ」
そう言いながらレモンが渡してきたのは、1枚の書類……って、結局仕事だろ、これは。
溜息を吐きつつ書類を受け取ると……小さく目を見開く。
それも悪い方向じゃなくて、いい方向でだ。
その書類に表記されていたのは、ホワイトスターと融合させた時の指輪に関する事。
恭順派の本拠地の件から始まった一連の事件でアメリカから得た報酬のG元素。
その中のグレイ・シックスを投入する事で以前よりも多少なりともマシになったらしい。
具体的には、時の指輪の効果が3倍程だったのが5倍くらい
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ