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《無限の翼》・・・ゲッターロボがインフィニットストラトスの世界で暴れるお話しです。
序章・・・かなりシリアス展開しちゃいます。
第1話 ISに拒絶された少女【姫子】
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また彼の悲鳴だ。

わたしは目の前の光景に愕然となった。



巨大な一本角の怪獣が、片手で織斑君を白式ごと握りしめている。絶対防御が備わっているはずのISなのに、その装甲はまるで紙細工のように潰されてしまっている。


「織斑くん!織斑くん!…」


わたしは、叫んだ、叫ぶことしかできなかった。





誰か…誰か…助けて…





それは、一瞬の出来事だった。

ビルよりも巨大な斧が、空中から突然飛来した。そしてその怪獣を真っ二つに引裂いて地面に突き刺さる。凄まじい衝撃波が私たちに襲い掛かり、私とミユキは、近くの茂みまで吹き飛ばされた。
そして、巨大な…本当に巨大な影が、ビルに手を掛けて斧に近づくと、それを引き抜き、今度は上空の亀のような物体に向かって飛び上がると、一瞬でそれを粉々に切断した。

あたりには、空中から様々なものが降り注ぐ。そして破壊された街のあちらこちらから火の手が上がる…

その燃え盛る炎の向こうに、あの、赤いロボットが立っていた。

「…う、うぅ…」

ミユキの意識が少し戻る。

「ミユキ!ミユキ!しっかりして」

わたしがそう声をかけると、彼女はあの炎の中の赤いロボットを見つめて、

「…ゲッター…ロボ…………り、リョウ…く…ん」

それだけ呟いて、また意識を失った…



わたしはミユキを抱きしめた。炎の中の『ゲッターロボ』を見つめながら…







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