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《無限の翼》・・・ゲッターロボがインフィニットストラトスの世界で暴れるお話しです。
序章・・・かなりシリアス展開しちゃいます。
第1話 ISに拒絶された少女【姫子】
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モノレールを降りて、私は先に来ていた織斑君とミユキさんと合流した。二人は制服のままだったけど、私は…
「わあ、姫子可愛いよ。そのフレアスカート良く似合ってる」
ミユキさんが褒めてくれた。わたしは白のブラウスにフレアスカートをあわせて、さらに今日は頑張ってハイヒール。織斑君を見ると、ちょっと顔を赤らめて、私を見てくれてる。に、似合ってるのかな…何か言って欲しい…
あ、ハイヒールのおかげで織斑君の顔が近いや…この身長なら、キ…………………ななな…何を考えてるの、わたしは…
「じゃ、じゃあ、行こう」
わたしが声をかけて歩き出そうとすると、一歩。二歩と足を出すところで、よろめいてしまった。
「きゃあ」
「…っと、大丈夫?」
咄嗟に織斑君が抱きとめてくれた。うわ…う…わわわわわ…
「慣れてないなら、無理するなよ。ゆっくりでいいからな」
「う、うん。ありがとう」
織斑君は私の手を引いてくれた。
ああ…本当に嬉しい。織斑君とデート出来るなんて…ちらっとミユキさんのニヤニヤが見えたけど、今は無視。
「じゃあ、どこに行こうか…」
織斑君がそう言いかけた時…
ウーーーー ウーーーー ウーーーーー
「な、なんだ」
織斑君が焦った声を出す。
突然けたたましいサイレンが鳴り響いた。周りにいた人たちも何事かと不安気な顔をしている…そして、町中のスピーカーから一斉に放送が流れた。
『…非常事態警報発令…非常事態警報発令…住民の皆さんは直ちにシェルターに避難してください…繰り返します…』
非常事態…何が起きているのか…
織斑君を見ると、白式のコアネットワークを使って、何か話している。ミユキさんは近くの靴店に並んでいたスニーカーを一足手に持って、私のところに来た。
「姫子、すぐに履き替えて」
わたしは黙ったまま頷くと、ハイヒールを脱ぎ捨ててスニーカーを履いた。
織斑君が私たちのところに走ってきた。
「今、専用機持ちに特別待機命令が出た。多分、この近くで何かの事態が発生したんだ。もう、ここから3人では学園に戻れないし、とにかく近くのシェルターを目指そう」
織斑君は、私の手を引いて走り出した。ミユキさんも、不安そうな顔で、私たちの後に続く。
街の中は混乱が渦巻いていた。けたたましく鳴り響くサイレンに、人々は右に左に走って行く。さながら、パニック状態だった。
その時…
私たちの上を大きな影が横ぎった。見上げると、上空のビルの間に、大きな円盤のようなものが浮かんでいる…でも、それは異様な姿をしていた。円盤と思しき物体から、巨大な亀の首のようなものが生えていて、しかも生きているかのように蠢
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