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《無限の翼》・・・ゲッターロボがインフィニットストラトスの世界で暴れるお話しです。
序章・・・かなりシリアス展開しちゃいます。
第1話 ISに拒絶された少女【姫子】
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た。そして、気を失う間際…わたしを放り出した打鉄が、静かに動きを止めるところを見た。



これが、わたしとISの最初で最後の邂逅だった。

その後、様々な検査を経て、何度かISの起動検査も行ったが、先日とは異なりインターフェースを通しての接触もまったくできず、ISが私に語り掛けることは一切なかった。
暴走事故を起こした機体は『プログラムミス』による事故として処理され、そして私は表向きに『IS操縦恐怖症』の病名をもらい、IS起動訓練に関しては全て休むこととなった。

その後の私が、クラスメイト達からどのような扱いを受けて来たのかは、言うまでもないと思う…





織斑先生と話した私たちは、自室に戻った。私は力が抜けてしまい、ベッドに倒れこんでいた。

「やっぱり駄目だったね…」

ミユキさんがそう話しかけた。

「分かってたことだけど…やっぱり、辛いな…ISに乗れないのに、ISのそばにいるなんて…」

「姫子はずっと乗りたがってたものね…その為にあんなに努力してきたのに…」

ミユキさんにそう言われて、私は急に悲しくなってしまった。泣くつもりはなかった。でも…頬を熱い滴が流れるのを自分でも感じた。

ミユキさんは、苗字は違うけど、わたしとは家族だ。ミユキさんの両親が亡くなって、3年前にうちの両親が後見人となった。それから私たちは同い年ということもあり、姉妹のように暮らしてきた。ミユキさんはとても大人っぽくて私にとっては良いお姉さんだった。だから、私がどんなにISに恋焦がれてきたか、良く分かってくれている。そして、今の絶望も…

急にミユキさんが明るい声で語りだす。

「こんな時は、ぱあーっと、楽しいことでもしようよ。ねえ、そうだ、遊びに行こう!今から」

「…私たちだけで…?」

ミユキさんはちょっと不機嫌そうな顔をして言った。

「わたしだけじゃ不満なの?じゃあ、誰が一緒ならいいの?」

わたしの頭に浮かんだのは一人だけ…でも、その人は決して私とは一緒に来てくれないだろう。その人の周りには素敵な女性がたくさんいるから…
そんな事を考えていたら、ミユキさんがニヤニヤしながら顔を近づけて来た。

「おやおや…随分赤い顔してますねぇ…ひょっとして、あの人の事でも考えてたのかな〜?」

「やめてよ!そんなんじゃ…ないし…」

わたしは枕に顔を押し付けて顔を隠した。ミユキさんがため息をついたように感じた。





トントン





部屋の扉をノックする音が聞こえた。

「はーい」

ミユキさんが返事をすると、戸の外側から、

「橘さんいる?千冬ねえ…織斑先生から聞いてきたんだけど…」

と声が…

わたしは、ガバっとベッドから
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