本編 第二部
第一章「世界を覆う沈黙の鐘」
第一章 「物語は唐突で凄絶に始まる」
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ろう。この松峠責任をもって事に当たらせてもらう」
「そういうことだ、藤沢、あの海域にいくことになった」
「そうか、意外と早かったな。よし行くか、豊村!」
賢治はこのまえの魔術師の一件で伊佐から大体の話を聞いていた。だからこの展開は読めていた。
そんなだから、のんきに整骨院で足の治療をしてたわけだ。だが普通なら病院ざたの怪我のはずが子の短時間で治り始めている。伊佐のおじいちゃんの手技はまさにゴッドハンドだ。
「おほん、それで私の方から切に会っていただきたい人がいる」
警視総監の松峠だ。みなの会話を微笑ましく聞いている。
「松峠さん、そちらはどなたです」
「ローマ法王からの使者です。本来なら正式な立ち会いのもと、会見と行きたいところですが事を公にしたくないのでこちらに来てもらいました。ガブレ・アモス神父です」
突然、豊村家のお茶の間に神父姿の首から十字架をさげ、部屋に入る前に手で十字をきる聖職者の姿があった。彼はカタコトの日本語で話し出す。
「どうも、イサ・ヨシムラ。ガブレ・アモスと申します」
「よろしく豊村伊佐です、今日はお客が多いな、賢治のお父さんそれにガブレ・アモスさん今お茶いれますね」
「ああ、豊村くん、わたしにもお茶をお代わり」
「松峠さん、これで7杯目ですね」
「いや、この家のお茶がうまくて」
「茶葉はふつうの茶屋のです」
「淹れ方がよいのでしょう、私は紅茶のほうがあってるのだけれどジャパニーズティーもいいわ」
「天光さん、なんなら紅茶入れようか?」
「あら、お気になさらず、うふふ」
しかしガブレ・アモス神父、なんだかそこにいるだけで神々しい神聖さに包まれた人だ。
「さっそくですがあなたたちが立ち向かおうとしている敵について教えておきたいのです」
「健治の父親です、国連の特派員えきました」
「あ、どうもバチカンのガブレ・アモスです」
「これは自己紹介が遅れました。藤沢・ジョン・マイケルです」
豊村家のお茶の間は今は国際交流の会議室となっていた。
「はい、そのまえにあの海域でなにが起こっているかを説明しましょう。今我々がとらえている最新のことです。ことの発端はあの海域である箱がサルベージされたことがはじまりなのです。その箱は一種のとびらで私達を守護する神々と対立するものたちが封印された箱なのです。
ガブレ・アモス神父は一度言葉をきり、皆の反応を見た。そして思い出したかのようにまた話し始めた。
「そうまるでパンドラの箱のようにそしてそれを守るかのように海神リヴァイアサンはあの海域の底深く、ある説によればあの海底には異次元が横たわり。リヴァイアサンはそこに隠れすんでいたのです。箱が表にでたことでリヴァイアサンは激怒しハリケーンで海域を封鎖、結果あそこにはだれもはいれないようになった
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