機動戦士ガンダムSEED編
第19話
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ったら一旦休憩だ!」
「…は、はい!」
「じゃあ悠凪、また後でな」
そうして二人は去っていった。オレはあまりの衝撃にただただ立ち尽くすしかなかった。
何故ならその人物とは………フレイ・アルスターだったからだ。
どういう事だ。何故あいつがムウの指導を受けていた?いや、その動機については想像は容易いが、ムウはそもそもどういう経緯であいつに指導を施す事にしたのか………ああ、クソっ!完全にこんな原作と離れた状況になってるのはオレが原因だろうが色々と訳がわからない。とにかく、後でムウに聞いておくしかないか………
その後、キラとカガリが無事帰還しオレは早速フレイの事をキラに伝えた。キラは帰ってきても恐らくバルトフェルドとの会合が原因だろうが何か考え事をしている様子だったが、この事を聞くとどういう事なのかと詰め寄ってきた。……どうやらこいつも知らなかったらしい。
で、二人でムウにこの件に関して問い質す事になり、今キラと共に食堂にムウを探しに来たのだが………
「いたな」
夕食をのせたトレイを手に椅子に座るムウを発見した。オレ達はその場所へと歩いていき、ムウの真正面の椅子に座って話を切り出した。
「ようお前ら。どうしたんだ?」
「どうしたんだじゃありませんよ、フラガ少佐!どういう事なんです?フレイにパイロットの特訓をさせてるって!」
キラがものすごい剣幕でムウに詰め寄る。その声に食堂にいた何人かが何事かとこちらを見ているが、今回は事が事なのでムウの返答だけに集中する事にした。この件は下手をすれば今後の行動の方針に関わってくるからな。
キラの問いにムウは食べる手を止めこちらを見据えながら口を開いた。
「ああ、その事か。……そういや坊主は知らなかったな…」
「一体何があったんだ?そこんところ説明してもらいたいんだが」
「ああ、わかったわかった。説明するからちょっと落ち着けって」
未だ興奮しているキラに対してムウは落ち着くよう促すとキラは軽く息を吐きながら椅子に座った。しかしその目は納得のいく説明を要求している風にオレには見えた。
「まず、そうだな………最初はこっちに降りてすぐだったか。嬢ちゃんが俺にパイロットの訓練を受けさせてくれ。って頼んできたんだよ」
「フレイが…!?」
「なる程な。…で、その時はどうしたんだ?」
「その時は断ったさ。パイロットは一朝一夕でなれるもんじゃないし、何だかその時の嬢ちゃんの様子は何か危なっかしい感じがしてな」
やはりか…、奴の動機は復讐で確定だな。キラを使う作戦が駄目になったんでだったら自分でってところか…。まあ、今の奴にそれ以外の動機があるとは到底思えないんだがな
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ