18話
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教官に勝っても強いとは限らない?何故だ?分からない」
「そんな事くらい自分で考えろよ。俺はもう行くぞ」
そういい、俺は自室へ戻った。ラウラはずっとそこで何か考えているみたいで追いかけては来なかった。
ー自室ー
「強さ・・ねえ」
本当に強い奴・・・俺はずっと耐え忍ぶ奴が強いと思っていた。いや、思っている、が正直あの時はそんな事微塵も思わなかったなーと思い目を閉じているとあの瞬間が蘇ってきた。・・・事故のときだ。
ー事故直後ー
「う・・・ここは?確か車にぶつかって・・・そ・うだ、母や妹、は?」
俺はどうやら死に損ねたようだ。だが出血が酷いし目眩もやばい、それに左目も見えないし、いろいろ動かない。ああ、俺死ぬなと思い後部座席の母を見ると、死んでいた。
「くそ・・ゴフッゴフッ!・・・アイツは・・!」
と、隣をなんとか見ると、なんとか生きていたが気絶している。なんとかこいつだけでも抜けさせないと!
「おい。ゴフッ!佳奈!起き・・ろ!」
「・・・ん?兄・・さ・ん?ッッッッッ??早く手当・・!」
「俺は・・無理だ!お前だけでも・・・!早く!」
ああ、やべえ。気が遠のいていくーと思った瞬間気を失った。死んだ。そして、死ぬ瞬間を思い出して身震いをした俺は、
「ーッ?っはっはっはぁ!」
どうやら思い出している間、息をしていなかったらしくとても肺が辛く空気を求めていた。
「ふーっ、ふーっ。・・そういや佳奈、ちゃんと生きてるのか神様に聞かないとな」
そう呟き、俺はまた生きるため、新たな能力を創る作業に入った。
「えーっとね一夏。一夏がセシリアやファンさん(鈴のこと)に勝てないのは単に射撃武器の特性を把握してないからじゃないかな?」
「そ、そうなのか?一応分かっているつもりなんだが・・・」
と、シャルルが一夏に射撃武器についての指導をしている真っ最中である。
にしてもシャルルの指導本当にうまいな。一夏が今までに見たことないくらい真面目に聞き入っている。
簡単に説明すると今までの教えてたコーチがわかりにくいこと極まりない。さすがに俺でもセシリアの言葉を理解できる程度だ。(箒と鈴が残りの2人である。)
と、一夏らを眺めていた。にしてもここ人多すぎる。暑い。
とか思っていると射撃訓練を一夏がするらしくまあ、見ているが使ったことないからその実際の感覚に結構驚いていた。
「うおっ!結構
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