暁 〜小説投稿サイト〜
IS〜夢を追い求める者〜
第1章:修正の始まり
第2話「再会(再開)」
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ああああ!!?」

  束は叫び、すぐに気絶して倒れこんでしまう。

「あ...やべ...!?」

  背負ってる秋十君は気絶、束も少女も気絶してる。...けど防犯システムは起動中...これはやばい。

「あー、畜生!」

  ISコアを最深部のコンピュータに接続し、解除に取り掛かる。だけど、とても複雑なプログラムに阻まれる。

「そりゃあ、当然ハッキングされずらいよなぁ!」

  束のアジトのセキュリティだ。そう簡単にハッキングできる訳がない。

「だけど、こっちも束と同じような(天災)なんだ!この程度!」

  途轍もないスピードでキーボードを叩き、一気にシステムを解除させていく。

「.....これで、最後!」

  最後のシステムを解除し、そこで俺はへたり込む。

「...つっっかれたぁ....!」

  これでもここまで来るのに体力が結構減っていた。しかも、研究所を脱出してから一睡もしていない。

「俺もこのまま一休みしてぇが...。仕方ない...。」

  他の三人が気絶したままなので、全員寝やすい場所に運ぶ。

「....ふぅ、俺も寝よ。」

  運び終わったので、その場で横になると、すぐに眠った。







「....ぅ....ううん....。」

  目を覚ます。体感じゃ分からないけど、相当疲れてたから結構眠ってたはずだ。

「...んあ?なんか...やわらかい...?」

  視界も何かに塞がれて良く見えないし、なんだこれ?

「あっ!起きた?」

「うん...?その声は束か...?」

  とりあえず、いつまでも横になってる訳にはいかないので起き上がる。

「お、おお..?もしかして...膝枕?」

  起き上がり、さっきまで横になってた場所を見ると、そこには束が正座で座っていた。...そこから導き出される結論...即ち膝枕だ。

「せいかーい!さー君久しぶり!」

「あぁ。本当に久しぶりだな。...約14年。」

「ホントだねー。もう14年も経ってるもんねー。」

  ...あぁ、この明るすぎるような性格。...以前と変わらないな。

「...洗脳は、解けたか?」

「...うん。おかげ様でね。」

  そう言って束は俯く。...どうしたんだ?

「....ごめんね...。」

「...あぁ、洗脳されてた時の事か。」

「うん。...あっ君には謝って許してはもらったんだけど、どうしても、申し訳なくて...。」

  辛いだろうな...。親しくしていた相手に対してきつく当たったり、助けたい相手を忘れてしまって放置してしまってたんだから。

「...俺も気にしちゃいねぇ
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