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仮面ライダーゲイム
第1話 仮面ライダーという存在
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ると、お姉さんの姿が光に包まれた。それと同時に身体が縮んで行く。やがて光が収まると、そこにはパーカーとワンピースを混ぜたような服を着た女の子が居た。

「いや〜、疲れた〜。」

「「ええ!?」」

「あ、そうそう。まだ名乗って無かったね。私、ネプテューヌ。よろしく!!」

「お、おう。」

「それが、あなたの本当の姿なんですか?」

俺が唖然としている中、海里がネプテューヌに聞いた。

「う〜ん。残念だけど、こっちも仮の姿だよ。本当の姿は、これ!」

ネプテューヌはそう言って円卓に腰掛けた。すると、彼女の姿は今度はバックルの部分がメカになっているベルトに変化する。

『これが私の本当の姿“ゲイムドライバー”だよ。』

「何だよその仮面ライダーの変身ベルトみたいな名前と見た目は。」

『おお!鋭いねえ。そう、私を使えば“仮面ライダーゲイム”に変身出来るんだよ!!』

「まさか、俺に変身して怪人と戦えとでも言いたいのか?」

『そうしたいけど、それは君の人柄を見極めてからだね。』

「怪人と戦う所を否定しないって事は、マジで居るのか、怪人?」

「兄さん。それについて話しがあります。」

「どうしたんだ、海里?」

「一昨日来た転校生、神機慎也は怪人で、竜を消した犯人でした。」

「・・・は?」

おいおい、マジかよ。内藤君が消えた件で何かそいつが怪しいなあって思ってたけど、まさかの怪人だったとは。

「ネプテューヌさん、岡部さん。教えて下さい。神機は…あの化け物は何なんですか!!」

「では答えよう。この世界は今、狙われている。」

先輩が円卓に片手をつきながらそう答えた。

「君達は神の存在を信じるか?」

「え?微妙な所ですね・・・」

「だが、神は実在する。そして常にこの世界を管理しているんだ。」

何だか胡散臭い宗教みたいな話になってきたけど、先輩が言うとただ中二設定を語っているだけにしか聞こえないな・・・

「世界を管理する責任は重大だ。ゆえに、神々は厳しい掟を定めている。そして、掟を破った神は邪神とされ、世界の管理の任から外される事となる訳だ。」

「それが、あの怪人と何の関係があるんですか?」

「それは、奴らを生み出したのが邪神だからだ。」

何だって!?

「邪神は自分達を追放した神々に復讐する為、世界を破壊する存在である怪人“レインカネーター”を生み出して世界へと送り込んだんだ。」

「世界を破壊する為ですか?その割には大人しい気がするんですが。」

「どう言う意味だ、海里?」

「奴がした事は竜を消した事と俺を消そうとした事だけなんです。当然、これらも許される事ではありませんが、世界を破壊する事が目的なら
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