第1話 仮面ライダーという存在
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あ、行くわよ。」
女性はバイクのエンジンをかけてバイクを発進させた。
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今日の授業を全部終えた俺は早く帰って海里と情報交換しようと思っていた。
しかし、俺は先輩に家まで誘われてしまった。最初は断ろうとしたが、海里も来ると言う事と、俺たちの知りたい事を教えると聞かされてついて行く事にした。
そして、到着した先輩の家は何と言うか・・・実に先輩らしい家だった。魔女でも住んでいそうな古い洋館に、何に使うのかどデカイパラボラアンテナなどのメカメカしいものが所々に付いている。
そんな屋敷に俺が唖然としていると、バイクが走って来る音が聞こえた。そして、屋敷の門の前で停車する。それに乗っていたのは美人のお姉さんと、我が弟の海里だった。
「無事に守り切る事が出来たようだな。」
「ええ。」
どうやらそのお姉さんは先輩と知り合いらしい。
「先輩、その人は誰なんですか?」
「彼女については君達の身の回りで起こった事についてと同時に話す。付いて来てくれ。」
そう言って先輩は屋敷の門をくぐった。お姉さんも先輩と並んでバイクを押して行く。俺たちもそれに続いていくと、小さなガレージまでやって来た。全員がその中に入ると、先輩はシャッターを閉める。
「さて、では案内しよう。私達の基地へ。」
そう言うと先輩はガレージの壁に隠されていたボタンを押した。すると、ガレージの床がエレベーターのように下がり始めた。
「何だこれ!?」
俺と海里が困惑していると、床が下がるのが止まった。そして、目の前に広がった光景は、まさにSFモノに出てくる秘密基地だった。
ど真ん中にあるレーダーらしき物が埋め込まれた円卓。その向こう側にある指令専用っぽいデスク。その他にもよく分からない機械がいっぱいあった。そして、指令専用席の反対側には窓が広がっている。その向こう側にあったのは、黒い戦闘機とその格納庫だった。
「どうだい?興奮したかな?」
唖然とする俺達に先輩が声をかけてきた。
「・・・オカリン先輩。あんた何者なんですか?」
一般人がこんな秘密基地や、戦闘機なんて持ってる訳が無い。
「ふむ、では教えてやろう。私は・・・狂気の魔導師、朱雀院狂三(スザクイン クルミ)だ!はーっはっは!!」
が、先輩から返って来た答えはよく先輩が口にしている中二病全開の名乗りだった。
「真面目にやりなさい!!」
「がふっ!?」
すると、ライダースーツのお姉さんがハリセンで先輩の頭をぶっ叩いた。
「痛いではないかネプテューヌ。と言うか、一体いつまで“そっちの姿”で居るんだ?」
「それもそうね。」
す
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