第1話 仮面ライダーという存在
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う為の“道具”とでも言った所かしら?」
そう言って女性は化け物を吹き飛ばした方を見た。そこでは化け物が再び立ち上がっている。
「道具って、どう言う意味ですか?」
「私は探しているの。私を使って、あいつらを完全に倒す事が出来る人間を。」
【その姿・・・俺の結界に入って来た事といい。貴様、転生者か?】
俺と女性が会話をしていると、化け物が割り込んで来た。
「会話中に割り込むなんて、空気が読めないわね。」
【黙れ。俺の邪魔をするのなら、貴様も消す!!】
化け物は再び手に淡い光を宿した。そして、そのまま女性に殴りかかる。
「危ない!!」
俺は叫ぶが、女性はそれを避けるのではなく、左腕で受け止めた。
【馬鹿な!俺の力を受けて消えないだと!?】
「私はあなた達に対抗する為に生みだされた存在よ。その力への耐性を持っていて当たり前でしょう?」
【おのれ!!】
化け物は何も持っていなかった手に剣を出現させ、女性を斬りつけようとする。だが、女性も腰から刀を抜いてそれを弾いた。
【くそっ!】
すると、化け物はバックステップで大きく距離をとる。そして、両手に弓とドリルのように刀身の捻れた剣を出した。その剣を矢のように弓へつがえる。
「させない!!」
女性は直様化け物の懐に入り込み、弓を両断する。そして、返す刀で化け物を斬りつけたが、つがえようとしていた剣に受け止められた。
【てめえ!技の発動中に攻撃とか卑怯だぞ!!】
「その力の本来の持ち主なら、私に邪魔されないよう、上手く立ち回ったわよ。」
文句を言う化け物に対し女性はそう言うと、化け物の剣を弾き飛ばした。それに続けて化け物の身体を斬りつける。
【ぐあっ!?】
「さあ、トドメよ!!」
【おのれ!!】
すると、化け物は指の間に挟む形で3本のナイフを出し、それを女性の足元に投げた。それは女性の足には当たらず、地面に突き刺さる。
「これは!?」
しかし、女性はそれを見て危機感を覚えたのか、後ろに下がった。
【壊れた幻想(ブロークンファンタズム)】
すると、化け物が呪文のようなものを口ずさんだ。それと同時に地面に刺さったナイフが爆発。周囲が爆煙に包まれる。やがて、爆煙が晴れると化け物の姿は消えていた。
「大丈夫?」
俺を爆発から守る為に俺を抱きしめていた女性が言った。
「は、はい。」
「そう、良かったわ。」
そう言って女性は俺を放した。
「あの、あなたは、それとあの化け物は一体何なんですか?」
「知りたいのならついて来て。」
女性は僕にヘルメットを渡すと、バイクに跨った。俺は覚悟を決めてその後ろに跨る。
「それじゃ
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