暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーゲイム
第1話 仮面ライダーという存在
[7/16]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
う為の“道具”とでも言った所かしら?」

そう言って女性は化け物を吹き飛ばした方を見た。そこでは化け物が再び立ち上がっている。

「道具って、どう言う意味ですか?」

「私は探しているの。私を使って、あいつらを完全に倒す事が出来る人間を。」

【その姿・・・俺の結界に入って来た事といい。貴様、転生者か?】

俺と女性が会話をしていると、化け物が割り込んで来た。

「会話中に割り込むなんて、空気が読めないわね。」

【黙れ。俺の邪魔をするのなら、貴様も消す!!】

化け物は再び手に淡い光を宿した。そして、そのまま女性に殴りかかる。

「危ない!!」

俺は叫ぶが、女性はそれを避けるのではなく、左腕で受け止めた。

【馬鹿な!俺の力を受けて消えないだと!?】

「私はあなた達に対抗する為に生みだされた存在よ。その力への耐性を持っていて当たり前でしょう?」

【おのれ!!】

化け物は何も持っていなかった手に剣を出現させ、女性を斬りつけようとする。だが、女性も腰から刀を抜いてそれを弾いた。

【くそっ!】

すると、化け物はバックステップで大きく距離をとる。そして、両手に弓とドリルのように刀身の捻れた剣を出した。その剣を矢のように弓へつがえる。

「させない!!」

女性は直様化け物の懐に入り込み、弓を両断する。そして、返す刀で化け物を斬りつけたが、つがえようとしていた剣に受け止められた。

【てめえ!技の発動中に攻撃とか卑怯だぞ!!】

「その力の本来の持ち主なら、私に邪魔されないよう、上手く立ち回ったわよ。」

文句を言う化け物に対し女性はそう言うと、化け物の剣を弾き飛ばした。それに続けて化け物の身体を斬りつける。

【ぐあっ!?】

「さあ、トドメよ!!」

【おのれ!!】

すると、化け物は指の間に挟む形で3本のナイフを出し、それを女性の足元に投げた。それは女性の足には当たらず、地面に突き刺さる。

「これは!?」

しかし、女性はそれを見て危機感を覚えたのか、後ろに下がった。

【壊れた幻想(ブロークンファンタズム)】

すると、化け物が呪文のようなものを口ずさんだ。それと同時に地面に刺さったナイフが爆発。周囲が爆煙に包まれる。やがて、爆煙が晴れると化け物の姿は消えていた。

「大丈夫?」

俺を爆発から守る為に俺を抱きしめていた女性が言った。

「は、はい。」

「そう、良かったわ。」

そう言って女性は俺を放した。

「あの、あなたは、それとあの化け物は一体何なんですか?」

「知りたいのならついて来て。」

女性は僕にヘルメットを渡すと、バイクに跨った。俺は覚悟を決めてその後ろに跨る。

「それじゃ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ