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仮面ライダーゲイム
第1話 仮面ライダーという存在
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ああ。そう言えば居たな、この大学にも内藤って奴。って、そうじゃなくて!

「そっちじゃなくて、お前らの妹のナイト様の内藤君だよ。」

「すずか達のナイト様?そんな子居たかしら?」

「はあ?」

おいおい、こいつもかよ。

「お前ら2人してどうしたんだよ。妹の友達を忘れるなんてさ。」

「そうは言われてもな・・・」

「本当に知らないんだもの。」

俺はため息をつきながらメシを食うのを再開する。しかし俺は、この時既に異常が起こっていた事に気付かなかった。



大学の授業が終わり、俺はサークルに来た。俺が所属しているのはゲームサークル。ただ古いゲームをやるだけのゆるいサークルだ。当然、人数も少ない。

「やあ、やっと来たな。シオン。」

俺を出迎えてくれたのはここのサークルリーダーの“岡部鈴”さん、通称オカリン先輩。何故かいつも白衣に魔女のようなトンガリ帽子と言う科学と魔術の交差した珍妙な格好をしている。中々の美人だが、格好が珍妙な上、この歳で重度の中二病患者ときたもんだ。

「今日も機関の連中の妨害無く無事に来れたな。」

「機関の妨害はありませんでしたけど、変な事は起きましたよ。」

「ほお・・・」

俺がファ◯コンの電源を入れながらそう答えると、オカリン先輩が興味深そうにつぶやいた。

「一体何が起こったんだ?」

「恭也と月村が妹の友達の事を忘れていたんですよ。昨日までは覚えていたのに。」

「その友達と言うのは誰だ?」

「先輩にも話した俺の弟の親友、ナイトの内藤君ですよ。」

「ふむ。ナイトの内藤君か・・・」

「どうしたんですか?」

「確かに、私は君から弟の親友についての話をされら記憶がある。」

「でしょう。」

やっぱりあの2人がおかしかったんだ。そう俺は思っていたが、その次にオカリン先輩から出た言葉は理解出来ないモノだった。

「だが、その弟の親友が誰だったのかを思い出す事が出来ない。」

「はあ!?何を言っているんですか!?」

「本当だ。まるで私の中から内藤君の記憶が消えたのに、君が内藤君について話した事実のみが残ったような状態だな。なるほど、再び奴らが動き出したか。」

「奴らって、いつも言ってる機関とか言う奴ですか?」

「いや、それとは別だ。しかし、そうなら君は今日はもう帰った方がいい。」

「え?どう言う事ですか?」

「君の弟も君と同じ体験をしている可能性が僅かながらある。」


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「さて、行ったか。」

海が帰ったのを確認した後、岡部はある場所にケータイで電話をかけた。

「私だ。
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