第1話 仮面ライダーという存在
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そうな見た目じゃないのに、どうやって飛んでんだあいつは?って言うか、曇りじゃないのに何で空が灰色なんだ。
その時、先輩が呟いた。
「結界に取り込まれたか。」
「結界?何ですかそれは!?」
「魔導師が自分の存在を秘匿したり、戦闘で周囲に被害が及ばないようにしたりするのに使う魔法だ。脱出するのは不可能ではないが、それだと周りに被害が出る。この中でどうにかしなければならないな。」
「でも、空を飛んでる奴相手にどうするんですか!?」
「言ったハズだ。この車にはいざという時に色々なモノを仕込んであるとな!!」
すると、先輩はハンドルの中央のくぼみに丸い宝石のような物をはめ込み、右手をかざした。すると、車のトランクが開いて、そこから大砲のような物が出て来る。
「食らえ!!」
そして、大砲の砲口に魔法陣が展開され、そこからビームが発射された。
「すげぇ!?」
まさかビームが出ると思っていなかった俺はこれなら怪人を倒せるかもしれないと考えた。だが、怪人は自分の前に魔法陣を出し、それを盾にしてビームを防いだ。
「嘘だろ!?メカ系の怪人の癖にファンタジー系の技を使った!?」
「そう言う問題では無いでしょう!!」
俺の叫びに海里がツッコミを入れる。
その間も怪人は矢を放って来る。先輩は凄まじいドライビングテクニックでそれを回避しながらビーム砲で反撃。ネプテューヌも矢を避けながら秘密基地にあった戦闘機を模した銃を怪人に向かって撃っていた。
すると、怪人は今度は矢ではなく剣を取り出して弓につがえた。
【赤原猟犬(フルディング)!】
そして、必殺技みたいに名前を叫んでから発射する。
「不味い!!」
すると、技名を聞いた先輩の表情に焦りの色が浮かんだ。先輩はハンドルを左右に切って車を蛇行させる。だが、剣はまるで誘導ミサイルのようにぴったり車を追尾する。そして、ボンネットの上から右前輪に突き刺さった。
「くそっ!ハンドルが利かない!!」
先輩がそう叫んだ。やがて、車は電柱にぶつかった。幸い、全員シートベルトをしていたおかげで無事だ。
【ここまでだな。】
すると、怪人が地上に降りて来た。そして、弓を消すと両手に白と黒の中華風の双剣を持って近付いて来る。
「させないわ!!」
しかし、ネプテューヌが刀で怪人に斬りかかる。
【邪魔だ!】
それを怪人は右の剣で弾いた。
【女神のお前にはこいつが効くかもな!!】
そう言って怪人は武器を槍に変えた。
【神殺しの槍(ロンギヌス)!】
そしてそれをネプテューヌに突き込む。それを食らったネプテューヌは吹っ飛ばされ、変身が解けてしまった。
「ネプテューヌ!!」
「ネプテュー
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