第1話 仮面ライダーという存在
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里に言った。
「そうか。でも、その子等には頼れるナイト様が居るだろ?」
「はい。竜がいつも撃退しています。」
竜と言うのは海里の親友の“内藤竜”の事だ。海里のクラスのマドンナ達ととは仲が良く、一緒に居る事が多い。
「まあ、それなら海里の負担も減るし大丈夫だな。」
「ええ。」
そして夕飯を食べた後、風呂を済ませた俺達は眠りについた。
俺も海里も明日も今日と何も変わらない1日が続くものとばかり思っていた。だが、そうはならなかった。
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夜の山の中。ここで1人の少年“内藤竜”があるモノと戦っていた。
「ぐあああああああ!!!」
騎士を思わせる衣服に身を包んだ竜は何かに弾き飛ばされて山の斜面に叩きつけられる。
「く、くそぉ・・・」
「どうだ!これが“最強オリ主”の力だ!!」
竜を弾き飛ばした存在が近付いてくる。月の光が逆光となってよくは見えない。分かるのは歪な人型のシルエットをしていると言う事だけだ。
「何が最強オリ主だ。どう見ても“怪人”じゃないか。」
シルエットに対して竜が吐き捨てるように言う。
「うるせえな。特撮の怪人の力で活躍するオリ主だって居るだろうが。要するにダークヒーローってやつだよ。」
「はっ。お前は悲しみを背負ったダークヒーローには見えないぞ。この化け物が。」
「てめぇ!もういい、消えろ!!」
シルエットの人物、怪人は左手から白いエネルギー弾を発射した。それは竜に命中し、彼を消し去って行く。
「ぐあああああああ!!!」
そして、竜は“存在そのもの”が消滅した。
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翌日の昼休み。俺は食堂で飯を食いながら、友人の高町恭也と話していた。こいつは海里のクラスのマドンナの1人、なのはの実の兄でもある。だから話題は自然と転校生の迷惑野郎の話になった。
「本当に、なのはの事が心配だ。」
「大丈夫だって。頼れるナイトの内藤君がついているんだからさ。」
「内藤?誰だそいつ?」
は?こいつ何言ってんだ?
「馬鹿。内藤君だよ。ほら、うちの弟とも仲がいい。お前の妹とその友達、クラスのマドンナのナイト様だって。」
「そんな奴居たか?」
「おいおい、しっかりしろよ。」
「どうしたの?」
俺が恭也に呆れていると、そこへ恭也の恋人で海里のクラスのマドンナの1人の姉でもある月村忍がやって来た。
「月村、聞いてくれよ。こいつ内藤君の事を忘れてんだぞ。」
「内藤君?恭也と同じ授業を取っている子の事?」
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