第六話 ?暴風戦王?VS?獣使役?
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先に出たのはホーリーナイトとバハムートドラゴ。
ホーリーナイトが剣でバハムートドラゴを斬ろうとすると、バハムートドラゴは圧倒的機動力でそれを避け、尻尾で鎧の頭を叩く。
「ゴアッ!?」
よろけた所に、俺の蹴りが炸裂し、吹き飛ばされる。恐らく、これでホーリーナイトは脱落だ。
「ハアッ!」
その代わり、まだ滞空中の俺に対し、クレイは突貫してくる。
細剣突進ソードスキル?フラッシング・ペネトレイター?。
彗星の如く全身から光の尾を発する彼女の姿は、非常に美しい物であるが、それを遮る様にバハムートドラゴが手で俺を掴んで回避行動に移る。
「くっ!」
間一髪。クレイのフラッシング・ペネトレイターを避け、バハムートドラゴは俺を降ろし、横に付く。
「流石バハムートドラゴだね。主人思いなんだ」
フラッシング・ペネトレイターの硬直時間が終わり、構え直しながらクレイが言う。
「キュル♪」
それを聞いて照れ臭そうにするバハムートドラゴ。つーか昨日の今日なんだけど。
「次は此方から行くぞ!」
「キュルル!」
バハムートドラゴの放つ青色の息吹を身に受けた俺は素早くなり、刀を振り下ろす。
「うわっ!」
紙一重で避けたクレイは下がり、俺はそれを追撃しようとする。
「甘いよ!」
しかし、それは罠だった。クレイの細剣が光る。
細剣単発ソードスキル?リニアー?。
「うおっ!」
ブレーキを踏むも間に合わず、肩にかする。HPが少し減少した。
「流石。あの場で体を傾けるとはね」
「ソードスキル開発者舐めんな」
言い返して一歩下がる。
「両方に武器を持ってたらスキル使えないんじゃ無いの?」
「ああ。だが、強攻撃が当たれば俺の勝ちだ」
「そう言えばそういうルールだったね!」
すぐにクレイが接近し、細剣を正確に放つ。軌道を少しでも予測出来ないと強攻撃を食らう俺は素早く裁き、攻撃に転じる。
「おおっ!」
片手剣連続ソードスキル?スネークバイト?。
厳密にはそれを模した攻撃なのだが、アシストと威力が無くても剣次第ではダメージは高い。
「くっ!」
すぐに防御したクレイに、すぐさま次の攻撃を放つ。
刀三連続ソードスキル?緋扇?。
上下に素早く斬り分け、一拍置いてから突きを放つ、緩急あるソードスキルだ。
「うわっ!」
細剣を弾かれ、手から離したクレイに、三回目の攻撃を放つ。
片手剣単発ソードスキル?スラント?。
斜めに放たれた片手剣はクレイを切り裂き、強攻撃と判断したシステムがブザーを鳴らす。
結果、俺の勝ちが決まった。
「つ、強すぎでしょ!」
ホーリーナイトに起こされる形で起き上がったクレイが言うと、バハムートドラゴが頭に乗っかり鼻息をする。ドヤ顔してるのだろうか。
すると、ホーリーナイトが手を出してくる。
「ん?」
「珍
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