暁 〜小説投稿サイト〜
東方喪戦苦〜堕罪編〜
〜新五幕〜偶然の出会い
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煙草を地面に落として足で火を消す。

結んであった物を外し、妖夢を救出した後、それでもまだ、持つといって聞かない妖夢を説得した。

「よっと、じゃあ行こうか」

妖「はい?????」
説得は成功したものの、妖夢は風呂敷を持てなかった屈辱と“持ち上げられてしまった”のを見られた恥からか、顔を少し赤らめ、俯いたままだった。

無言のまま、歩を進め、もうそろそろと言う所で俺の口が開いた。

「なぁ、妖夢ちゃん?????」
そういって妖夢を見つめる

妖「はっ、はい!、何でしょう?」

「浄土、って何処か分かる?」

妖「へ?」

「浄土だよ、行かなきゃ行けない用事があるんだ」
妖夢は溜め息をついて、唸りながら考え始める。

妖「う〜む、すいません????そのような場所はちょっと????」

「そっかぁ」

妖「でも、幽々子様なら知っているかもしれません!宜しければよっていきませんか!?」

「う〜ん、今日はいいや、ありがとうね。今度皆で行くよ」
妖夢はさっきの笑顔が豹変、がっかりした顔になった

妖「そうですか????ではここで大丈夫ですよ、大変お世話になりました」
妖夢ちゃんがお辞儀をした後、俺は風呂敷を手渡した。
その後、妖夢の背中が見えなくなると、俺も振り返り、歩き始めた。

「感情が豊かなんだなぁ????」

そう呟いて、家に帰る。
家はここからはそう遠くはなかった。
森を抜けると、見慣れた我が家があった。

「ただいま」

出「おかえりーっ!骸ー!」
ドアを開けた瞬間、出雲が抱きついてきた。
出雲の頭を撫でてやると、出雲は満足そうに笑い、犬のように尻尾を振った。

八「お帰り、なにがあったの?」
八千代はくいぎみにそう言った。
俺は躊躇いがちに言った。
「???裕海が生きてる」
その言葉に八千代は動揺を隠せない様子だった。
それに被せるかの如く続けた。
「奴は、浄土に居ると自分で言っていた」

八「浄土?????」
八千代には心当たりが有るようだった

「何か知ってるのか?」

八「私は詳しくは知らないんだけど、知人が詳しく知っていると思うわ」

「その知人って?」

八「死の世界で、亡者の罪を裁く閻魔様って知ってる?」

「あぁ、たしかこの幻想郷に居るって????」

八「その罪を裁き、罰を与える場所、地獄の創造者、“獄王”って呼ばれているわ」

「そいつに会いに行く方法は?」
それを聞いた時、八千代に躊躇いの表情が浮かんだ。

「何だよ、教えてくれよ!俺は何があっても大丈夫だよ!」

八「地獄は死後の世界????いくらあなたでも生きたままでは到底入ることは不可能????」

「じゃあどうすれば
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