第3章 リーザス陥落
第51話 其々のご褒美
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は もう直結してしまうから、要注意なのである。
「あぅぅ……、何だかちょっと自身が」
「かなみさん。頑張りましょう。……正直な所、私も……ですが」
そう、《例の世界》では 似たような属性を持っている? と思われている不憫な扱いをされているかなみとラン。 だが、それはIFであり、この世界では関係ないのである。……多分。
キャイキャイはしゃいでいるカスタムの面々。忘れ去られているのはユーリ君だ。
「こらぁ!! オレをダシに遊ぶなっ!! つーかそれに、オレは何一つ納得してないぞ! 何勝手にやってんだぁっ!!」
さらにさらに、盛大に突っ込みを入れていた。今回は、ロゼにではなく、これに参加するメンバー達に向かって。そんなユーリを見たロゼはあからさまに表情を変えた。
「あーら……? ユーリは、こんなに頑張って町を守ったコたちを労ってもくれないのかしら……? 文字通りの命懸けだったのに……。なのに、拒むなんて大の大人がするような事じゃないわよ?」
「うぐっ……」
簡単な、そして安い挑発だと思えるが、これはユーリには特に効くのである。《大人》と言う単語がついてしまえばだ……、それに丸っきり的外れな事でもない。それに確かに労うのは必要な事であり、ユーリ自身には別段必要としないが、慰安婦も戦士には必要だとされている。
だが、カスタムの主力は女といっても言いのだから、この場合はまた違ってくるだろう。……でも、ユーリが、『自分には関係ない!』と言ってしまえば、確かにそうなのだが、彼女達と深く関わっているので、そうも言ってられないのである。
……普通の男なら 滅多にない機会なんだし、たくさんの女性。それもキワモノもいたりするが、外見から考えたら間違いなく美少女達。……そんな彼女達から求められたら、普通であれば、喜ぶようなシチュだが彼には関係なしの様だ。超鈍感な彼には……。
「んで、オレにどーしろって言うんだよ……」
「おほほっ! だから、皆にサービスサービスっ? って訳よ! ま、今回は皆頑張ったからね、全員にプレゼントー! って訳にもいかないでしょ〜?だから 抽選会! プレイ内容に勿論差があるから運試しよねー」
「………」
ユーリは、ロゼの言葉を訊いて、完全にそっぽ向く。
どうやら、完全にからかわれて遊ばれると思ってしまったようだ。その姿を見たらはっきりと判る。
「(……超鈍感)」
志津香は、その姿を見て再びため息をしていた。ここまであからさまであれば、普通は判る。……志津香自身が、様々な人達に察しられているから、さらに彼女自身がそう思ってしまっているのは、ここだけの話。
「(……ユーリさんと、い、いろいろ?? 楽しむ?? そ、それに、
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