第3章 リーザス陥落
第51話 其々のご褒美
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…」
「ふふ、多分ですけど、彼女……当たりだったんじゃないでしょうか?」
「ん? ああ。あの反応的にそうじゃないかとは思ってるよ。んで、2人っきりになったところでも……」
「ですね。多分、そこまで進展があったとは思えないです。普段、私たちもそうですが、それよりも、マリアさんが見てますし……、頭の片隅にうかんでしまえば……躊躇するでしょ? 素直になれない性格ですし」
「残念だな。一番、ユーリが脈がありそうなんだが……」
「ですね? でも、親愛の様なので、そこから 愛情になるのは難しいとも思えます」
冷静に分析をする真知子と経験から推察するミリ。どちらも的を得ているのである。
「それで、ミリさん?」
「ん?」
「わたしにもお願いしますね? ディナーの件」
「なんだ……、聞いてたのか。ああ、そうだな。善処するよ。ランの後でも良いよな?」
「ふふ、勿論ですよ。ありがとうございます。ミリさん」
ニコリと笑っていた真知子だった。
そして、真知子は 空を見上げた。
「(優希さん。きっと貴女も何処かでユーリさんの助けを待ってるんですよね……? きっともうすぐですよ。わたしは、何も心配してません。貴女は絶対に大丈夫だって信じてますから……)」
真知子は、同じ同業者にして、親友でもある色条優希の事を思い浮かべながらそう思っていた。
占いを何度も試した。彼女に出た運勢は吉。
災難にあってしまうが、諦めなければ必ず光明が得られると出たのだ。だから……大丈夫だと真知子は思っていた。
「さて……、志津香はどこにいったのかね?まさかとは思うが、失踪なんてしてないだろうな……」
ミリは、一瞬そう思ったが……流石にそれは無いだろうと、首をふった。
色々と難がある所もある彼女だが……町想いなのは 同じだ。それに、失踪する理由なんて無いだろう。良い思い出の筈だと思えるから。
決して口には出さないって思えるが……。しかし、いったい彼女達の板には何が書かれていたのだろうか?
おや? こんな所に彼女達の当たった板が………
〜ラジールの町 とある部屋〜
この場所は志津香が、魔法の試し打ちをする為に間借りした訓練場の様なものだ。そこに彼女はいた。
「……………………………………………」
顔は、非常に赤い。色は? と問われれば、赤しか浮かばない程だ。朱色? 紅色? とも言えるだろうけれど。
そして、深く帽子を被って、瞑想をしているようだった。
精神を集中させ、魔力を向上させると言う訓練はあるが……明らかにこれはやる理由が違うだろう。だが、まるで、呪文を唱える様に、つぶやき続ける。
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