暁 〜小説投稿サイト〜
ランス 〜another story〜
第3章 リーザス陥落
第51話 其々のご褒美
[2/16]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
それでも幾らなんでもやりすぎだと思うのは仕方がないだろう。
 そして、勿論ロゼだけじゃない。ロゼ以上にテンションを高くさせながら、乱入してくる。

「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃーん! っと、トマトですかねー!! トマトっ、只今見参ですぅ!!」

 そして、少し遅れてトマトが声を上げた。当然ながら、ロゼにも負けていない。

「え? え? ……ぁあ///」

 かなみは、何やら察した様で、見る見る内に、カーーっと顔を赤らめ出していた。

「………ふんっ」

 トマトの後ろで、何やら機嫌が悪そうにしているのは志津香だ。

「さぁさぁ、楽しもうぜ!」

 そして、そんな志津香の背中を押しつつ、入ってくるのはミリ。

「はぅ……///」

 ミリの後ろで、もう既に顔を赤くさせているのは、ランだ。


「はぁ……、さっきまでいなかった癖に何でタイミングを見計らったかの様に、皆 出てきてるんだ?」
「あーっはっはっは! あ〜んな難しそーな、面倒そーな、シリアスな場面に入るわけないじゃな〜い。そんなのカイズの町だけにして、っての」
「……AL教の総本山でかよ。っと言うより、そんな場所にロゼでも呼ばれるんだな?」
「随分と失礼な物言いね? ユーリ。あの戦いって、このロゼ様のスーパーなアイテムのおかげじゃなかったっけ??」
「その点は、ありがとうございます」

 確かに、その点だけは、間違いないので、ユーリは素直に頭を下げた。

 負傷兵の手当だけでも有難いし、ここまで早くに戦線に復帰出来るのも驚異的なのだ。それも、一人一人が優秀であるカスタムの軍なら尚更だろう。

「敬語なんて、辞めて。鳥肌立っちゃうわ〜(棒)」
「それ、ロゼに言われたくない」

 ユーリはため息を吐きながらそう言い、棒読みのロゼはニヤニヤと笑っていた。

「それで? 何だって言うんだ? ロゼがいる以上、良い予感は全然しないが……」
「ふっふっふー、ですかねー。今日という日をトマトは待ちわびていたのですかねー! 幸運スキル、バンバン垂れ流すですかねー!!」
「あら? 確率の問題なら、私も負けませんよ。占いと言う強力な武器だってありますし」
「うぅ……私、運に関しては……、ちょっと自信が……」
「ふぇっ!? や……やっぱり、そう言う形式で行くんだ……。でも、当然かなぁ……」

 大いに盛り上がってくれているのは結構だが、わけがわからない。
 そんなユーリの為に、これまた何処から持ってきたのか、ロゼは大きな大きな方眼紙を取り出して……、真知子と一緒に広げた。そこに書かれている《モノ》を見て仰天してしまう。



〜第一回 ユーリさんと☆色々☆楽しめる券の抽選会《恋人もあるかもっ?》〜



 と言う大きな
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ