第3章 リーザス陥落
第51話 其々のご褒美
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それでも幾らなんでもやりすぎだと思うのは仕方がないだろう。
そして、勿論ロゼだけじゃない。ロゼ以上にテンションを高くさせながら、乱入してくる。
「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃーん! っと、トマトですかねー!! トマトっ、只今見参ですぅ!!」
そして、少し遅れてトマトが声を上げた。当然ながら、ロゼにも負けていない。
「え? え? ……ぁあ///」
かなみは、何やら察した様で、見る見る内に、カーーっと顔を赤らめ出していた。
「………ふんっ」
トマトの後ろで、何やら機嫌が悪そうにしているのは志津香だ。
「さぁさぁ、楽しもうぜ!」
そして、そんな志津香の背中を押しつつ、入ってくるのはミリ。
「はぅ……///」
ミリの後ろで、もう既に顔を赤くさせているのは、ランだ。
「はぁ……、さっきまでいなかった癖に何でタイミングを見計らったかの様に、皆 出てきてるんだ?」
「あーっはっはっは! あ〜んな難しそーな、面倒そーな、シリアスな場面に入るわけないじゃな〜い。そんなのカイズの町だけにして、っての」
「……AL教の総本山でかよ。っと言うより、そんな場所にロゼでも呼ばれるんだな?」
「随分と失礼な物言いね? ユーリ。あの戦いって、このロゼ様のスーパーなアイテムのおかげじゃなかったっけ??」
「その点は、ありがとうございます」
確かに、その点だけは、間違いないので、ユーリは素直に頭を下げた。
負傷兵の手当だけでも有難いし、ここまで早くに戦線に復帰出来るのも驚異的なのだ。それも、一人一人が優秀であるカスタムの軍なら尚更だろう。
「敬語なんて、辞めて。鳥肌立っちゃうわ〜(棒)」
「それ、ロゼに言われたくない」
ユーリはため息を吐きながらそう言い、棒読みのロゼはニヤニヤと笑っていた。
「それで? 何だって言うんだ? ロゼがいる以上、良い予感は全然しないが……」
「ふっふっふー、ですかねー。今日という日をトマトは待ちわびていたのですかねー! 幸運スキル、バンバン垂れ流すですかねー!!」
「あら? 確率の問題なら、私も負けませんよ。占いと言う強力な武器だってありますし」
「うぅ……私、運に関しては……、ちょっと自信が……」
「ふぇっ!? や……やっぱり、そう言う形式で行くんだ……。でも、当然かなぁ……」
大いに盛り上がってくれているのは結構だが、わけがわからない。
そんなユーリの為に、これまた何処から持ってきたのか、ロゼは大きな大きな方眼紙を取り出して……、真知子と一緒に広げた。そこに書かれている《モノ》を見て仰天してしまう。
〜第一回 ユーリさんと☆色々☆楽しめる券の抽選会《恋人もあるかもっ?》〜
と言う大きな
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