004話
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ったからしょうがない、気にするな」
周囲を見ているジークに謝罪するスノウ、だがそれを気にしない彼。あの男も何か意味が合って自分をこの空間に入れたのだろう、意味が無ければ何のメリットも無いだろう筈。
「いててて……何だ此処……?あれ、ジークも来たのか?」
「みたいだな、あのおっさん確か"ディメンションARM 修練の門"とか言ってたな」
「え〜っとここはね―――!」
スノウによると此処は先程の男はエドという犬が人間の時にだけ使用出来るARMによって来る事が出来る異空間らしい。過去、ここでこの世界の征服を企むチェスの駒に対抗する組織、クロスガードのメンバーも此処で修行し強くなって行ったらしい。
「つまりここは修業用の異空間か、それに俺を叩き落したって事はあのおっさん。俺もそのチェスってのと戦えって事か……」
「多分、そうだと思います」
「なあジークも一緒に戦おうぜ!!ジークが居てくれたら百人力だ!」
「おおそれもわしは賛成じゃ、お主は礼儀もなっとるしわしの家来にはぴったりじゃ!」
とキラキラとした瞳でこちらを見てくるギンタと家来になれと期待した瞳で見てくるバッポ。お盛らず肩を落とし空間が渦のように成っている空を見上げ思わず
「はぁ………愉快な二回目の人生だな」
「ぁあああああもう〜!!ジーくん何処行ったのぉおおお!!?離れ離れなんて嫌だよ〜!!こんな猿と一緒なんて〜!!」
「はら、ほろひれ、はれ………」
頬を赤くして地面に転がっているジャックとジークを求めて騒いでいるドロシー、大方ジャックはいきなり叩き込まれたい空間に混乱し騒いでいるうちにドロシーにビンタされ地面に倒れたのであろう。
「暫くはここでこの猿に襲われないように気をつけながら生活しますか……はぁ、ジーくん、早く会いたい……ってあっそうだ、ジャック起きな」
「う、ううん……はいっす!なんっすか」
飛び起きたジャックの目の前にドロシーは手に持った緑色の玉を見せた。
「これがマジックストーン、ARMの能力をダウンロードしている石よ。これを石入れする事で君のただのスコップにも特殊能力をダウンロードできるのよ」
「ほぉ〜……」
「まあそんな事が出来るのは腕の立つ彫金師か高名な魔女ぐらいだけどね、私みたいに!」
ジャックに石を渡しながら大きく高笑いをするドロシー、そんな彼女を無視しながら興味深そうに手に持ったマジックストーンを見るジャック。
「成程〜、エドがバッボに付けさせたのはこれか」
「おっほほほっ……ってちょっと待ちなさい!!!」
笑い続けていたドロシーだったがジャックの付けさせたという言葉に反応し鬼気迫る表情をしながら胸元を掴みながら大声を張り上げた。
「あのヘンテコ不細工ARM
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