第一幕その九
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「必要がないと思っていたから」
「じゃあポリクロームさんのところに行くには」
「飛行機やヘリは使えないですね」
「それに翼も」
「翼を使う魔法をグリンダさん達からお借りしても」
「無理かも知れないですね」
「そうね、一体どうしたものかしら」
ドロシーも五人と一緒に腕を組んで考えだしました、それはかかしや木樵達も同じで。
皆で考えだしました、そして。
かかしは皆にです、こう提案しました。
「皆で話して考えてみたらどうかな」
「王宮にいる皆で」
「どうして雲のところまで行くのか」
「ポリクロームさんのところまで」
「どうしたら行けるのか」
「皆でお話すればですね」
「僕としては飛行船かな」
かかしはこれが一番いいというのです。
「これだと思うけれどね」
「それはどうしてかな」
「うん、気球だと飛行船より燃料を多く搭載出来ないし」
かかしは木樵の問いにすぐに答えました。
「それに気球は乗っている場所が剥き出しじゃない」
「だから何かあれば」
「落ちたりするから」
「だからだね」
「うん、飛行船はちゃんと乗っている人の場所は閉じられているね」
「うん、船体の下の方でね」
木樵もこのことは知っています。
「しっかりと密閉されているね」
「だからこちらの方がいいと思うけれど」
「それでなんだね」
「どうかなと思うけれど」
これがかかしの考えでした。
「飛行船でゆっくりと安全に行けばいいよ」
「それじゃあそのことを皆のいる場所で提案するんだね」
「そうしてみるつもりだよ」
こう木樵にお話するのでした、そしてです。
まずは皆で相談することにしました、ポリクロームの国に行くにはどうすればいいのか。すぐに王宮にいる皆でお話することになりました。
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