第78話 コンテニューは計画的に
[9/9]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
、鉄子は泣き叫んだ。泣いて泣いて、声が枯れるまでひたすらに泣き続けた。
どれだけ泣いただろうか。ひたすらに泣いた後、其処には涙を拭い動かなくなった兄を見下ろす妹の姿があった。
兄の意思を受け継ぐ。兄の託した思いを引き継ぐ。そして、兄が遺した忌わしき存在をこの世から完全に消し去る。
その思いを胸に鉄子は前へと進む。例え、その先に待つのが地獄であろうと修羅場であろうと関係ない。ただひたすらに歩き続けるだけ。
それが、今の村田鉄子の姿であった。
つづく
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ