Another77 成長
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ルカ「どうやら僕達が此処にいるのはバレているようですね。」
ピノッキモン『そうだよ。此処が君達の墓場になるのさ!!…ところで…』
全員【?】
ピノッキモン『モニターに映ってないけどあの金ピカはいないよね?もしかしてモニターのない場所にいるとかはないよね……!!?』
声が滅茶苦茶震えているピノッキモンに思わずヤマトとミミは遠い目をする。
どうやらピノッキモンの心に深〜い傷を負わせたようだ。
大輔とブイモン…というかマグナモンが完全なトラウマになっている。
アリサ「大輔とブイモンならムゲンドラモンのいる街のエリアに行ったわよ」
ピノッキモン『………………はーっはっはっはっはっは!!!!覚悟するんだね選ばれし子供達!!僕が君達をボコボコしてあげるよっ!!!!』
大輔とブイモンがいないことが分かり、急に強気になったピノッキモンにヤマトとミミは慈愛に満ちた目になる。
フレイモン[大輔とブイモンがいないことが分かったらいきなり強気になったぞ]
ガブモン[多分、あれトラウマになっちゃったんだよ…]
パルモン[あれは痛いわ…]
ひそひそ話すガブモンとフレイモン、パルモン。
ヤマト「とにかく、ピノッキモンが何かをする前に此処を離れよう。タケル、離れるなよ…タケル?」
タケルの手を引いて、先に進もうとするが、タケルは動こうとしない。
首を傾げるヤマト。
ミミ「どうしたのタケル君?」
急に歩みを止めたタケルにミミがタケルの傍に歩み寄り、しゃがんで目線を合わせる。
一輝「どうした?具合でも悪いのか?」
一輝も心配そうに見遣るが、タケルは少しの間を置いてヤマトを見上げる。
タケル「お兄ちゃん…どうしてお兄ちゃんも皆も僕だけ特別扱いするの?」
ヤマト「え?」
ルカ「はい?」
タケルの言葉に全員が目を見開く。
特別扱いと言われても、身に覚えがないのだ。
タケル「僕だって、大輔君や賢君みたいに強くないけど一緒に戦って来たんだよ。特訓だってした。それでも僕はまだ頼りないの?」
ヤマト「いや、そういう訳じゃ…」
タケル「だったら特別扱いしないで!!僕だって自分のことくらい自分で出来るんだから!!」
ヤマト「タケル…」
一輝「石田」
ポンとヤマトの肩に手を置く一輝。
そしてタケルを見遣る。
一輝「悪かったな高石。そうだな…特別扱いしてるつもりはなかったんだ。許してくれ…お前も男だからな。守られるだけなんて嫌に決まってる」
タケルの頭を軽く叩きながらヤマトに振り返る。
一輝「少し疲れたな。休憩しないかリーダー?」
ヤマト「あ、ああ…そうだな」
少しの休憩を取ることにした子供達。
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