準決勝木戸川戦!前編
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ッ!!」
ドドドドドドドッゴオオオオ!!
「でええやあっ!!」
円堂の進化した爆裂パンチがバックトルネードの勢いを殺していき、ついに弾き返した。
「おっしゃあ!!」
そんな円堂を見ながら、夏未はベンチで呟いた。
「ふうっ…ハラハラさせるわね」
「これ以上追加点は許さないぜ!」
円堂のその言葉で俺たちはどんどんリズムを取り戻してきたが、まだまだ木戸川のペースに呑まれていた。
「バックトルネードォォォ!!」
「やらせないっスゥゥ!ザ・ウォールゥゥ!」
壁山もゴールに簡単に行かせないと、壁山の必殺技ザ・ウォールを発動させる。
ガガガガガガッッッッ!!!
「ぐ、ぐわぁぁ!」
壁山のザ・ウォールも3兄弟が持つ、バックトルネードに粉砕され壁山が吹き飛ぶ。
しかし、壁山のディフェンスのお陰で、威力がDOWNしているのは確かだ。
円堂は右手に力を込め、思い切りパンチを放つ。
「おおおっっ!!真熱血パンチィィ!!」
バシィィィィィ!!
円堂の真熱血パンチで弾き返したボールは大きく空に上がった。
だが、ここで木戸川の攻撃は終わらない。3兄弟のもう一人が、青い渦を巻ながら上昇し、弾き返したボールにそのままダイレクトでシュートを撃つ。
「バックトルネードォォォ!!」
円堂がまだ体勢が整っていない、どうにかして時間を稼ぐんだ!
俺は全速力でゴールに走っていき、ゴール前で止まった。
「おおっ!やらせるかぁぁ!!」
俺は正面でバックトルネードを止めに行った。バックトルネードは俺の腹に食い込んでいく。
「ぐっ!ががっ!うおおっ!」
俺は体勢を変え、流すようにバックトルネードをゴール外へクリアする事ができた。
「うっ…、ははっ、やってやったぜ…」
俺が腹を押さえながら、うずくまると円堂が走ってきた。
「雷藤ぉ!なんて無茶を!」
「円堂のじいさんのノートに書いてあったんだよ…、仲間がピンチなら助けろ…、助けない奴は屑ってな…」
「雷藤…お前…、じいちゃんの字が読めたのか!?」
「ははっ…何言ってんだよ、お前と円堂のじいさんのそっくりじゃないか…、お前の字が読めるなら、読めるようになるさ」
俺がそう円堂に言っていると、みんなが集まってきた。
「雷藤立てるか?」
「雷藤先輩大丈夫でヤンスか!?」
そんななか円堂から、手が差しのばされた。
「ここから俺たちのターンだぜ?雷藤、やろうぜ!」
円堂の言葉と共に俺は立ち上がる。
「円堂…、ああっ!!」
その後もガンガン一方的に攻めてくる木戸川だったが、俺たちも円堂のゴッドハンド、壁山のザ・ウォールといった大技を惜
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